225.依頼内容
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ヘル・インフェルノ女囚監獄ってところの監獄長さんがやってきた。
「あの、パンデモニウムさん。ヘル・インフェルノ女囚監獄って……?」
「ああ、そうか。坊やは辺境の出なんだっけか」
「はい。なので、そのヘル・インフェルノ女囚監獄ってところが、どういうところか知らないのです」
「OK。一から説明してあげるよ」
パンデモニウムさんがキセルを取り出す。
一口吸って、言う。
「ヘル・インフェルノ女囚監獄っていうのは、北の海のど真ん中に位置する監獄さ」
「海のど真ん中にあるんですか……?」
「ああ、そうさ。簡単に脱獄されないようにね」
「それって……そこに、脱獄されちゃ困る人たちがいるってことですか?」
「察しが良いじゃ無いか。その通り。ヘル・インフェルノ女囚監獄には、世界中から集められた、【悪女】がぶち込まれてるのさ」
「悪女……」
悪い女の人たちが集められてるってことらしい。
「そう。それも、とびきりの悪女たちがね。囚人も女、看守も女」
「どうして女性だけなんです?」
「簡単さ。囚人は全員悪女だ。その魅力に当てられ、脱獄に手を貸すバカな男がでないように、囚人も看守も女でそろえてるんだよ」
なるほど……。
マーキュリーさんがめがねをかけ直しながら言う。
「それで、依頼って何すればいいの? パンデモニウムさん?」
「さっきも言ったとおり、囚人の一人が病気にかかっちまってね。そいつの治療を、坊やに任せたいのさ」
依頼内容についてはわかった。
でも……わからないことがある。
「どうしてリーフ君がやらないといけないの? 他にも治癒師や薬師がいるでしょ?」
「良い質問だ。坊やじゃないといけない理由は単純明快、弱いやつじゃ悪女に誘惑され、骨抜きにされちまうからだよ」
ゆ、誘惑……。
「ヘル・インフェルノ女囚監獄の悪女どもは、どいつもこいつも美女ぞろいでね。特に、今回治療して欲しいやつは、その色香で国を滅ぼしたことのあるやつなのさ」
「す、すご……」
そんな色気ムンムな悪女さんがいるなんて……!
「力の弱いやつじゃ、そいつの餌食になっちまうからね。だから、強い力を持った、病気を治せる存在……つまり、坊やに白羽の矢がたったってわけさ」
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