223.新しい依頼へ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
僕の名前はリーフ・ケミスト。
どこにでもいるただの薬師だ。
田舎から出てきた僕は、王都にいるマーキュリーさんの元で居候することになった。
そして、なんやかんやあって、僕はマーキュリーさんと恋仲になった!
カノジョができたけど、でも浮かれてないで、しっかり仕事もするぞ!
僕は……冒険者だもんね!
ってことで、僕は冒険者ギルド天与の原石へと向かった。
「おはようございまーす!」
僕が挨拶すると、受付をそうじしていたお姉さんが、こちらにやってくる。
「リーフきゅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん!」
僕に抱きついてきたのは、受付嬢のニィナさんだ。
「聞いたよリーフきゅん! マーキュリーさんと付き合いだしたんだってぇ?」
「ど、どうしてそのことをっ!」
まだ僕とマーキュリーさんが付き合いだしたことは、誰にも言ってないのにっ。
「ぬっふっふん! なんででしょ~?」
「うう! なんでだろ……そんなときは」
「実は……え?」
「調剤:自白剤!」
僕の職業は薬師!
あらゆる薬を調剤することができる職業だ!
材料は必要だけどね!
それで、僕が作ったのは自白剤!
「ああ……なんか……いーにおいしてきたぁ……」
とろん、とニィナさんが目をとろかせる。
この薬は特別な自白剤だ。隠してることを、全部洗いざらい言わせちゃう!
僕らの秘密をどうやってニィナさんが知ったのか、聞き出さないと!
「あたしの性感帯は耳でぇすぅ~♡」
「……はい?」
ど、どうしたんだ、急に?
「趣味はぁ、君みたいなかわいい男の子を、ぱくぱく性的にたべちゃうことでぇす~♡」
ニィナさんが僕の背後に回って、耳をはむはむしてきた!
ええ!?
「ど、どうしたのっ?」
「ちなみにリーフきゅんのことも絶賛ねらってまーす♡ マーキュリーさんに大事な初めて食べられちゃうまえに、お姉さんがパクパクしちゃおうとおっもいまーす!」
わわわ!
に、ニィナさんが僕を押し倒してきたぞ!
あわわわ!
「って、何してるんじゃおまえぇえええええええええええええ!」
「マーキュリーさん!」
僕の恋人で、居候主のマーキュリーさんが、助けにやってきてくれた!
カノジョの頭にはタイちゃんが乗っている。
「マーキュリーさんずるいですぅ。リーフキュンの初物たべるけんりが与えられてるなんてぇ♡ 三人でぴーしましょ~?」
「ちょ!? リーフ君なんかしたでしょ!?」
すぐに僕の犯行にされてしまった。
うーん、鋭い。さすがマーキュリーさん。
「自白剤を少々」
「どーせただの自白剤じゃないんでしょ!?」
「そうですね。師匠曰く、打てば魔王が自分の弱点を喜んで教えてくれるようになるみたいな薬だとか」
「やべええ薬じゃん! 魔王みたいな強くてヤバいやつが、弱点教えるようになるなんて!」
「え? 魔王が強くてヤバい?」
何言ってるんだろう?
魔王っていえば……故郷の村にいる、ヴァンデスデルカさんのことだ。
「魔王って、うちのじーちゃんばーちゃん全員にボコられて、今はぱしりみたいなことやってるって聞きましたけど。え、弱いですよね?」
「あの、英雄村がおかしいだけだから!」
僕の故郷は、デッドエンド村。
引退した英雄達が穏やかに、余生を過ごす村。通称、英雄村。
「どこがおかしいんでしょう? いい村だと思いますけど」
「中に住んでるやつ全員おかしいんだよ!」
「おかしい? 確かにみんな愉快な老人たちですけど」
「んぁあああああああ!もぉおおおおおお!」
【★大切なお知らせ】
好評につき、連載版をスタートしました!
タイトル変更してます!
『 追放され闇落ちする悪役貴族に転生したので、チートスキル【努力】で最強を目指す〜ゲーム中盤で退場したくないので必死に努力した結果、主人公より強くなったうえ原作ヒロイン達からめちゃくちゃ溺愛されてる』
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