207.【閑話】
※おしらせ
今回からリーフの一人称を、「僕」にします。
マンガとラノベ版に合わせます。
……翌朝。
僕は目を覚ます。ううぅうううう。
「なんだ? 主よ」
タイちゃんが僕の隣で、ニヤニヤ笑っていた。人間姿だっ。
「昨日の夜、マーキュリーとどこかへ出かけたのではなかったのかのぉ~?」
う! タイちゃんに……ばれてら!
このニヤニヤ笑い、絶対に確信を得てる! 現場を見ていたんだ!
で、でばがめ!
でば猫さんだ!
「出かけるつもりだったよ。でも……次の日僕もマーキュリーも仕事あったし……だから後日ってことに」
「ほぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」
タイちゃん……なんかすごいうれしそう。
「ほうほう、ついに!」
「つ、ついにってなんだよ……」
「いやぁ、主も男になるんだなぁ。感慨深いな」
うんうん、とうなずくタイちゃん。
な、何を想像してるんだこの人っ。
人じゃ無いけども!
「で、Xデーはいつじゃ~?」
「あ、あさって……」
「ほぅ! どこにデートにいくのじゃぁ?」
「で、デートって……ただちょっとお出かけするだけだし」
「それを、デートと言うんじゃよぅ」
そ、そうなんだ……。
知らなかった……。
「どどど、どうしようタイちゃん! デートなんて……僕、生まれて一度もしたことないかもっ」
「婚約者がおったんじゃなかったのか?」
「ドクオーナと、買い物とかしたことあるけど……でもだいたい、彼女の荷物もちだったし……」
「ああ、本物のデートを知らないのか。うーん……我もそんな詳しいわけじゃないが……」
そのときだった!
「「話は聞かせてもらったぞー!」」
にゅう! と僕の部屋に、見知った顔が入ってきた!
「じーちゃん、ばーちゃん!」
アーサーじーちゃん、マーリンばーちゃんが、入ってきたのだ!
【★大切なお知らせ】
好評につき、連載版をスタートしました!
『【連載版】スキル【無】の俺が世界最強〜スキルの無い人間は不要と奈落に捨てられたが、実は【無】が無限に進化するSSS級スキルだと判明。俺をバカにした奴らが青ざめた顔で土下座してるけど、許すつもりはない』
広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://ncode.syosetu.com/n2689ja/