191.勇者くる
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
仮死のポーションで、窮奇を仮死状態にした。
あとは、ウイルス不活化剤を作るだけだ。
「どうするの?」
「いったんデッドエンドまで帰ります」
「デッドエンドまで……?」
俺の生まれ故郷、デッドエンド。
そこには師匠の店がある。
「師匠の店には、検査機材もあるし、素材もたくさんある」
「なるほどそこで、不活化剤を作るのね……」
一方、黒銀さんが意見をだす。
「……仮死のポーションの持続時間はどうなんだ? 故郷へ行くまでの時間的余裕なんてあるのか?」
「だいじょ……」
いや、待て。
効きが悪い!
多分四凶は通常の人間よりも、代謝がいいんだ。
まずい、このままじゃ……。
「ん? なんだろう」
そのとき、マーキュリーさんが何かを取り出す。
「それはなんですか?」
「通信用の魔道具よ。ギルドから連絡だわ」
マーキュリーさんが通信用の魔道具に耳を当てる。
「はい……。え、ええ……実は今……」
マーキュリーさんが現場の状況を伝える。
「え!? い、いやでも……」
マーキュリーさんが通話を終える。
「どうしたんですか?」
「今から、迎えに行くって」
「迎えって……?」
ずばんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!
「えええ!? く、空間に……切れ目が!?」
「うむ! おれが来たぞ!」
「ローレンくん!」
最近、ギルドに加わったばかりの新人、ローレン君がそこにいた。
「リーフ! 無事!?」
「ドクオーナまで!」
ひょいっ、と切れ目からローレンくんと、幼馴染みのドクオーナがやってきた。
「今何したの?」
「おれが空間を……斬った!」
「空間を斬る……!」
マーキュリーさんが頭を抱える。
「いやどういうこと!?」
「そういうことかっ!」
「だからどういうこと!?」
アーサーじーちゃんもよくやっていた。
ある点とある点をつなぐ空間を、きりさいて、消滅させる。
そうすることで、ワープする。
「次元斬だね!」
「いやそう言われても全然わからないんですけど!?」
とにかく、ローレンくんは次元斬を使って、一瞬でここまでやってきたのだ。
ドクオーナとともに。
「ローレン君! デッドエンドまで俺たちを運んで欲しいんだ!」
「おう! 心得た! ずぇえええええええええあ!」
ローレン君がもう一度空間を着る。
空間の切れ目の向こうには、見慣れた、生まれ故郷が広がっている。
俺たちは切れ目を通って、窮奇を連れ、デッドエンドへと向かうのだった.
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