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187.共同作戦



 俺は上空を見上げて、マーキュリーさんたちに言う。


「俺ごと魔法を放ってください!」

「ええ!? でも……リーフ様……」


 プリシラさんがためらっている。

 一方でマーキュリーさんは「OK!」といい笑顔。


「黒銀さんは退避! 窮奇は俺がやります! 被害拡大だけを防いで!」


 こくんとうなずき、黒銀さんがいなくなる。


『シネエええええええええええええええ!』


窮奇がこちらに高速回転しながら突っ込んでくる。

全身針だらけの状態での回転アタックは地面をえぐり取りながら、こちらへ一直線にやってきた。


 大丈夫。

 今俺は鉄丸を飲んで体が頑強になっている。だから、耐えられる!


 俺は正面から窮奇を抱きとめようとする。

 だが向こうの攻撃の勢いがすごすぎて、全然止められない。


 体が後ろへ吹っ飛びそうになるが、地面に足を突っ込んで、耐える。

 鉄丸の効果でこんな無茶をやっても体は壊れないのだ!


「準備OKよリーフ君!」


 上空から、マーキュリーさんの声がした。

 タイちゃんの背中の上で、二人が杖を構えている。


「これは決して、日ごろのストレスを君にぶつけるわけじゃあないからね!」


 マーキュリーさんたちが杖先を、俺に向けて、魔法をぶっ放す。


「死ねぇえええええええええええええええ! 心労のもとぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

「マーキュリー様!? リーフ様を殺そうとしてません!?」


 二人の杖先から放出された、氷の魔法。

 強力な冷気が俺と窮奇とを包み込む。


 やがて……窮奇の回転が止まる。

 その体は完全に氷漬けになっていたのだった。



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