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185/257

185.VS窮奇

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 エルフ国に出現した、四凶の1匹、窮奇きゅうき

 彼は俺を見て、厄神と呼んだ。


 薬の神という意味での薬神ならわかるけど、厄神ってなんだろうか。

 窮奇きゅうきと話そうとするも、失敗。戦闘が開始されてしまうのだった。


「マーキュリーさんたちは離れててください!」


 頭上には獣姿のタイちゃん、そしてその背中にはマーキュリーさんたちが座っている。

 

「なんで、リーフ君! 私らも手伝うわよ!」

「ありがとうございます。でも……毒が充満してます!」


 窮奇きゅうきの体毛からは絶えず毒が噴出されている。

 毒の効かない俺ならともかく、耐性のないマーキュリーさんたちが近づいたらやばい。


 黒銀さんは……平然としていた。

 彼の周りに光るサークルが発生していた。そのサークル内に毒が入れないのだと俺は気づいた。


 俺、そして黒銀さん以外は窮奇きゅうきに近づけない。


「なら、魔法で遠距離から援護するわ!」


 マーキュリーさんとプリシラさん、そして、ホークスさんがうなずく。

 心強い。


『厄神め……! 死ね! 死ねぇええええ!』


 ぐぐぐぐ、と窮奇きゅうきが体を縮める。


「何か来ます!」


 どどどど! と窮奇きゅうきの体から毛ばりが発射される。

 まずい、あの毛には猛毒が含まれている(鼻がいいので俺にはわかる)。


「あれに触れてはいけません! かなりの猛毒です! 多分溶解毒!」

「……承知だ」


 黒銀さんが手に持った本をめくる。

 目の前に巨大な城壁が出現した。す、すごい……なんだこれ!?


「……おれはあらゆるものを呼び出すことができる。城壁だろうと、魔法だろうと」


 なるほど、魔法で防壁をつくったのではなく、城壁を呼び出したのか。すごいな。

 ずががが! と何本物の毛バリが壁にぶつかる音がする。


 においから、城壁が解けていることが分かった。


『馬鹿が! 飛び越えればこんな壁など!』


 窮奇きゅうきがジャンプして壁を越えてくる。

 だが、そこには俺たちがいない。


不死鳥の大翼フェニックス・テレポートじゃ!』


 俺の肩には不死鳥のホークスさんがとまっている。

 彼女の力で、窮奇きゅうきの背後に俺だけ回ったのだ。


「調剤! 麻酔薬!」


 俺はスキルを使って麻酔薬を作り、薬師の神杖で、窮奇きゅうきに麻酔を投与する。

 びくん! と一瞬窮奇きゅうきが動きを止める。


 けど……。


『その杖! モンコの気配がする……!』

「モンコ……?」


 厄神だったりモンコだったりと、聞き覚えのない単語ばかりだ。

 困惑する俺をよそに、窮奇きゅうきは怒りで体を震わせる。


『厄神の言いなりなどなるものかぁああああああ!』


 窮奇きゅうきが体を縮める。

 まずい、と思った次の瞬間。


 ズォオオオオオオオオオオオオオオオ!


『毛ばりの波が押し寄せてくるぞ! 逃げるのじゃ薬師殿!』


 窮奇きゅうきは全身の毛をいったん引っ込めて、背中から一気に放出したのだった。


【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『大魔導士は田舎でのんびり人生を謳歌する~「おっさんは必要ねえんだよ」と勇者パーティをクビになった俺、実は仲間にレベルを奪われてただけだった。呪いが解けて弱体化したみたいだが俺にはもう関係ない』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。



https://ncode.syosetu.com/n0797ip/

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