182.合流
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
窮奇の魔力の痕跡を、目で見えるようになった。
あとは追いかけるだけだ。
「窮奇って移動してるのよね。となると、乗り物がいるわね……タイちゃんどこ行ったのかしら」
そうだ。エルフ国へくるさい、プリシラさん、タイちゃんとも一緒にきたのだ。
でも途中ではぐれちゃってそのままだったんだ!
「タイちゃんを召喚しよう」
ベヒーモスのタイちゃんの足があれば、きっと移動し続けてる窮奇に、おいつくはずだ。
「っていってもどうするの?」
「こうします……調剤!」
俺は調剤スキルを発動。
取り出した素材から、一瞬で二つの薬を作り出す。
「これは?」
「のろしです」
「のろしって……」
俺は二つの瓶を放り投げる。
瓶はぶつかり合い、そこから煙を発生させた。
「俺の魔力をこめた特別なのろしです。タイちゃんなら気づくはず……来た!」
ぎゅんっ! と高速で空を駆けながら、一匹の赤い獣が、俺たちの前にやってきた。
「リーフさん!」
「プリシラさん! 無事でよかっ……わぷっ!」
タイちゃんの背に乗っていた、公爵令嬢のプリシランさんが、俺に向かって飛びついてきた。
ぐにょり、とその大きな胸が俺の顔に覆い被さる。
「無事で何よりでした!」
「わぷ……ぷ、プリシラさんこそ。無事でなによりです……タイちゃん、守ってくれてありがとう」
するとタイちゃんがふるふる、と首を振る。
『いや、吾輩らを守ってくれたのは、そこの御仁だ』
俺たちの目の前に、銀仮面をみにつけた、黒コートの男が立っていた。
たしか……。
「あら、黒銀じゃあないの」
マーキュリーさんが黒銀さんに挨拶をする。
そうだ、俺たちの所属する冒険者ギルド、天与の原石に所属する、Sランク冒険者の一人。
黒銀の召喚士さんだ!
「なんであんたがここに?」
「……仕事だ。ヘンリエッタさんから受けた。途中でそこの二人と出会った」
「そうなんだ。ありがとね、二人を守ってくれて」
俺も黒銀さんにぺこっと頭を下げる。
タイちゃんはともかく、プリシラさんはか弱いんだ。魔物に襲われたら大変だった。
「ありがとうございました!」
「……いい。それより、君にも力を貸してもらう。おれは、四凶を追ってる」
「窮奇のことですか?」
「……ああ」
「じゃあちょうどいいですね! 一緒に倒しに行きましょう!」
こくんっ、と黒銀さんがうなずく。
よし、足と、協力者を手に入れたぞ!
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
先日の短編好評のため、
連載版、投稿しました!
タイトル変わりまして、
『転生した悪役令嬢が世界最強の魔術師になった訳~破滅エンドが嫌なので魔術を極めることにしました。主人公と攻略対象との恋路の邪魔をする気は毛頭ありません。なのにどうして私が全員からモテてるの?』
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