172.ひやけどめ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺たちは神獣の森にいるという、不死鳥の治療へと向かっていた。
不死鳥は死の灰をふりまき、エルフ達に病をもたらしてるという。
エルフのイージスさんに導かれて、俺たちは神獣の森へ、到着したのだけど……。
「な、何よこれ……燃えてるじゃあないの!」
なんと神獣の森は炎に包まれていた。
青い炎だ。中に入ってないのに、かなりの暑さを感じる。
「え、これ、大丈夫なの!? 炎は燃え広がらないの!?」
「そこへ問題ない、アレを見てほしい」
イージスさんが青い炎を指さす。
……! あれは……。
「炎で燃えてるはずなのに、森の木々が燃え尽きてない、ですね」
「なんですって!?」
木なんて火にくべれば、数分もしないうちに灰になる。
でも、青い炎に包まれてる、神獣の森の木々は、原形を保ったままだ。
「神獣の森の木々は特殊な加護を受けており、いくら燃えても消えることがない」
「逆に、森の周りの木々は熱で消えてる……でも、そのおかげでそれ以上燃え広がることがないのね」
マーキュリーさんの言う通りだと思う。
火は燃えるものがないと広がることはないからね。
「炎は食い止められてるが、この熱波、そして灰のせいで、なかに入れないでいる」
「これはちょっと……人が入れるレベルじゃあないわよね……こんだけ離れてるのに熱い……」
俺は少し考えて、スキルを発動。
すぐに軟膏を作った。
「これがあれば大丈夫です!」
「なにこれ?」
「日焼け止め(強)です!」
「ひ、日焼けって……そんなレベル越えてるんだけど……」
「だいじょうぶ! これを肌にぬれば、どんな暑さのなかでも大丈夫ですし、熱による影響をいっさい受けません!」
「だ、大丈夫なのそれ……」
「はい!」
たぶん!
俺は自分でまず、肌にぺたぺたと軟膏を塗る。
髪の毛にもぺたぺた。
服にもぺたぺた。
「ていっ」
俺はその状態で、森の中へと近づく。
暑さは……ゼロ!
「あ、相変わらずすごすぎる薬作るよね、しかも一瞬で……。作ったことあるの?」
「はい! 火ふき蜥蜴とかと、じいちゃんが戦うときに、この日焼け止めよく使ってたんです!」
「だからそれ……! ドラゴン! ドラゴンだから!」
「とかげです!」
「ああああああああもぉおおおおおおお! 久々だからイライラするぅうううううう!」
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
新作投稿しました!
タイトルは、
『【連載版】俺だけステータスオープンできる件~はずれスキル【開】のせいで実家を追放されたが、ステータス確認できる俺はチートスキルもS級アイテムも選び放題で気づけば世界最強。俺を虐げた皆ねえ今どんな気分?』
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