169.調査出発
エルフ国アネモスギーヴへとやってきた俺たち。
病を治すことはできたんだけど、エルフたちに病を振りまいていた現況はまだ存命。
俺たちは国内にある神獣の森ってところにいき、原因となるものをぶっ倒すことになったのだった。
「えっと、どうしてついてくるんですか、イージスさん?」
俺たちがここへ来て、最初にあったエルフ、イージスさんが、なぜか同行してきてるのだ。
ぎろり、と俺たちをにらみつけたあとに言う。
「森までの案内役と、お目付役だ。私はまだ貴様らを信用した訳じゃあない」
信用かぁ……しょうがないか。
俺たち会ったばっかりだしな!
「わかりました! よろしくです!」
「……気安く話しかけるな。私はな、人間という種が一番嫌いなのだ」
「それはどうしてですか!」
「話しかけるなと言ったろうが!」
そんな俺たちにやりとりを、マーキュリーさんが見てため息をつく。
「ところで、あなたたちに病気を振りまいたって言う原因はわかっているの?」
女王様は神獣の森に原因がいるっていっていた。
ならば、その正体についても見当がついてるってことだ。
イージスさんは少しいうのためらったあと言う。
「我らが神とあがめていた存在だ」