163.こいつはやばい
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺は公爵令嬢のプリシラさんのお父さんの依頼で、エルフ国アネモスギーヴへとやってきた。
だが直ぐに捕まってしまった。
と思ったらイージスさんっていう、エルフの人とともに、牢屋を出てどこかに向かっているのだった。
「ここってどこなんです? エルフ国アネモスギーヴのなかですよね?」
「黙れ」
「俺たちはこれから誰に会うんですか?」
「黙れと言ってるのがわからんのか! 余計なことをしゃべるな、いいな!?」
ふーむ……カリカリしてるな。
そうだ!
「はいこれ、どうぞ!」
「なっ!? 貴様……またどこからか薬を作りよって!」
さっきトラウマを緩和する薬を作ったのと、同じ手順で、俺は頭痛薬を作った。
手のひらの上には、たっぷりと頭痛薬が入ってる……あ。
「しまった、入れ物がないや」
どうしよう……と思っていたそのときだ。
ふわふわ……と目の前に緑色の光点が現れたのだ。
「あ、緑の精霊さん」
「なぁ!?」
ん? イージスさんナニ驚いてるんだろ……?
精霊さんたちが輝くと、俺の手のひらに、瓶入りの頭痛薬が完成した。
どうやら精霊さんの術で、瓶を作ってくれたようだ。
あれ、君たちって薬の調合だけしかできないんじゃ……まいっか!
「ありがとね~」
「…………」
イージスさんが頭を抱えてしゃがみ込んでしまった!
チャンス!
「そんなときは、ほら、頭痛薬です! 飲んでください!」
「……それ、どう見ても完全回復薬なんだが?」
「はい、頭痛薬です!」
イージスさんは「訳がわからない……!」と困惑してる様子。あれれ?
マーキュリーさんは悟りを開いたような顔で、何度もうなずいていたのだった。
【☆★新連載はじめました!★☆】
タイトルは――
『追放された最強の結界師は嫁とのんびり旅したい~弱すぎる味方に結界を張ってたのに、自分が強くなったと勘違いした勇者に追放された。結界が永続じゃないと気づいて土下座しても遅い、俺を溺愛する幼馴染と旅してる』
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