157.二手
《タイちゃんSide》
ベヒモスのタイクーンこと、タイちゃんは困っていた。
船から吹っ飛ばされて、リーフと分かれてしまったのだ。
「どうしましょう、タイちゃん様……」
公爵令嬢プリシラと一緒に、途中で振り落とされてしまったのである。
まあ、マーキュリーとリーフ・ケミストは大丈夫だとして……。
問題はこっちだ。
タイちゃんは戦うことができるが、そのあいだ、プリシラを守れない。
せめてもう一人くらい、人手があれば……と思ったそのときだ。
「…………」
ぴくんっ、とタイちゃんの耳がそばだつ。
近くに人の気配を感じた。
しかも、急に現れたのだ。
「どうしたのですの?」
「……近くによるのだ。今すぐ!」
敵はかなりの手練れだと思われた。
なにせ、なにもないところからあらわれたのだ。
空間魔法はかなりの高度な技術だと聞く。
それができるということは、敵はかなり強い……。
「まずい……」
どうすれば……と思ったそのときだ。
「…………」
「ぬ、ぬしは……たしか」
タイちゃんの前に現れたのは、見覚えのある人物だ。
「たしか天与の原石の……黒銀?」
リーフ・ケミストの所属するギルドの、Sランク冒険者。
黒銀の召喚士が、その場に現れたのだった。
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