144.朝活
俺、リーフ・ケミストは目を覚ます。
まだ日が昇っていない頃合い。
俺はベッドから抜けて伸びをして、準備運動をしたあと部屋を出る。
「って、あれ? マーキュリーさん?」
「ん~? リーフ君?」
リビングではマーキュリーさんが、本を読んでいた。
「何してるんですか?」
「んー……読書。ちょっと調べ物しててね……気づいたら朝……って、まだ日が昇ってないじゃないの」
今は4時半!
たしかにまだ周りは明るくなってない時間帯だ。
「リーフ君って毎日こんな早起きなの?」
「はい! 菜園の手入れがあるんで」
「さいえん……園芸なんてやってたの?」
「はい! プリシラさんちの養子になったあたりから」
「ふーん……」
くわ……とマーキュリーさんがあくびをする。
「あたしも行くわ」
「え? なんで」
「眠気覚ましに散歩でもね」
「なるほど……!」
ということで、俺はマーキュリーさんと一緒に、店を出る。
最近少しずつ寒くなってきた。
冬の気配をさせている。
「マーキュリーさん。その格好で寒くないんですか?」
彼女はちょっと扇情的な格好をしている。
スケスケで、寒そうだ!
「問題ないわ。温度を一定に保つ魔法が付与されてるからね」
「なるほど! すごいですね!」
「君に言われるとイヤミに聞こえるのは、どうしてでしょうね……」
イヤミなんていってないから、問題ないな!
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