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【WEB版】辺境の薬師、都でSランク冒険者となる~英雄村の少年がチート薬で無自覚無双〜  作者: 茨木野
第三章

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118/260

118.一皮むけた?



 捕らわれていたマーキュリーのもとに現れたのは、Sランク冒険者のエリアル……。


「だよね? エリアル」

「おーほほほ! 見てわかりません!?」

「見てわっかんないから聞いてるのよ! なにその変な格好は!?」


 エリアルは今まで、男のような、あまり肌を露出しない服装をしていた。

 しかし今はどうだろう。


 革でできた、ひもみたいな服に袖を通してる。

 その手には鞭が握られていた。


「この服はデルカさんに作ってもらいましたわ!」

「つ、疲れた……」


 後ろから魔王ヴァンデスデルカが現れる。

 どうやら魔法で服を創造したらしい。


「そ、その鞭は……?」

「ダンジョンにあったものを拝借しましたの!」


 途中でいろんな部屋が合った。

 捕まえてきた人間を幽閉しておく部屋。

 そして、武器庫。

 エリアルは武器庫から自分に合った武器を拝借してきたのだ。


「あ、あんた剣使いじゃなかったっけ……?」

「わたくし、気づきましたの……」

「わたくし? なんか……キャラ変わってない……?」


 エリアルはリーフ・ケミストの作ってくれた、緊張をほぐす薬によって、本来の自分を解放してる。


「今まで……わたくしは自分を隠してきました。女であることを隠し、男になりたいと……でも……」


 肉壁から、びゅっ……! と肉の触手が無数に伸び、彼女を捕縛しようとする。

 だがエリアルは鞭を、鋭くしならせた。

 すぱぁんん! と触手が一斉に消える。


「わたくしは……知りました。自分を解放する……快感を……!」


 さらに多くの触手がエリアルに襲いかかる。

 だが彼女は窮地にて笑い、鞭を振るった。

 

 鞭は自在に動いて、敵の触手を全て打ち払う。


「す、すご……」

「おほほ! さぁ……! 女王様の鞭を欲しいのはだぁれ? 片っ端から、鞭で打って差し上げますわぁ! おーーーーーーーーーーーほっほっほ!」

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