プロローグ
初めても投稿なので、温かい目で見てくださるとうれしいです。
プロローグ
「うそ、、、、、嘘だ、、うそだよね」
誰の反応もない。
凍り付いた時が動かない。永遠の時が流れる。
頭が痛い。視界がぐるぐる回っている。
ここから逃げ出したい、夢から覚めたい、嘘であってほしい、
そんな願望は叶うはずもなく、体が倒れる。
「おにぃちゃん~~~ご飯できたよ~~~」
そうか。家にいるのか。今まで何していたんだっけ、、
「早く来ないと先に食べちゃうよ~~~今日はおにぃちゃんが好きな親子丼だよ~~~」
「ねえ、ゆき、兄貴なんかほっといて先に食べようよ。」
「で、でも・・・」
あぁ、そうか。
俺は何にもできなかったんだ。一番近くにいたのに、俺だけが気づけたはずなのに、
どこかで気づけたはずなのに、心の底では気づいていたはずなのに、見ないふりして、
いやなことから目を背けて、俺なら助けれたはずなのに、、、
もし、やり直せるなら、過去に戻れるなら、助けることができたなら
そうしたら、また君と生きることができるだろうか。
俺に生きる意味を与えてくれるだろうか。
でも、やり直すことも、過去に戻ることもできない、
どんなに願ってもかなわない。
これから俺は何のために生きればいいの、、、だろう、、、か、、、、