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第107話 仲間

「よし、これで面倒な敵はしばらく動けない!!」


 俺達は仰向けに倒れる亀から司祭に死線を移すと……


「諦めなさい!! もう逃げ道は無いわ!!」


 姉さんたちが司祭を追い詰めている。


 司祭も追い込まれてボロボロではある。だが、まだ生きてはいる。


 よかった、姉さんたちが無事で、そして……


 姉さんたちが、司祭の殺害を考えるような事をせずに。


「ふっふっふっ……貴様ら、これで神である我に勝ったつもりか?」


 まだ自分の事を神などと言ってる司祭、ボロボロではあるが、だが司祭は不敵な笑みを浮かべている。


 何だ? 何を隠しているのか? そう訝し気に見ていると……


ーーすっ


 と胸元に手を突っ込むと、何かを取り出し、そのまま地面に叩きつける。


「はーっはっはっは」


――ドォォォォンン!!


 叩きつけた何かが地面に届いたと思ったら、司祭の近くで爆発が起きた……しまった、煙幕か? 逃走する気か?


 もわもわと煙が周囲に濃く立ち上る。煙玉みたいなものか? と思ったは、その煙が消えたと同時にそこに居たのは、虫の息で倒れている司祭がそこに居た。


「な、なんだと……神である我が……」


 そのまま司祭は息を引き取った。


……なんだこれ?


「こんな……トラウマを与えて何かしようとしてるのか?」


 司祭が謎の行動で自滅したため、皆が唖然としていた。


 だが、何も変わらないと思っていたその場の流れが……


「ググググッ」


 皆が司祭を見ていた方向と逆、俺らの後ろから、聞いた事の無いような唸り声が聞こえたかと思うと


「グァァァァァァァ!!」


 仰向けに転んだ大亀が、先ほどまでの大人し気な声の鳴き声でなく、気が狂ったような狂暴な声で鳴くと同時に、バタバタと暴れ出した。


 その暴れ具合が大きく、仰向けのままグラグラと揺れ始めた。


……もしかしてコントロールをしていた司祭が亡くなり、暴走し始めたのか?


 もしそうなら、やばい。コントロールを失った大型の亀は……本能の思うがままに、街を壊したままかもしれない。


「フォームチェンジ!!」


 俺は慌ててカスタムに変身し、そのまますまほを操作……なんか気になるお知らせが出てたが、今は無視だ!!


 俺はそのまま、赤光剣を召喚し、亀を切りつける。


 物理を貫通するこの剣は、防御力の高いこの魔物に対しては効果があるはずだ。


 そのまま連撃を繰り返し、亀が立ち上がる前に止めを刺す!!


「たたたたたたたたたぁっ!! っ!!」


 連撃をぶっ放すが、途中で……腕に激痛が走る。


 体が、言う事を利かない。


「ぐっ!!」


 途中で、剣が消える。そして、体が非常に重い……俺はそのまま膝を付く。


 膝を付く俺の前で亀が大暴れし、亀の甲羅にりそのまま潰されそうになるが……


「何やってるんだ!!」


 俺を守るように、先輩が立ちふさがる。


 そして、そのままオッサンとアリオンが俺を庇うように立ちふさがる。


「レオ、お前な、一人で抱えるんじゃねぇよ」


 前にも、後ろにも頼れる仲間が居て、俺を守るように……


「ほんと、ありがたいな。信頼できる仲間ってのは」 


 そう、俺はすまほを取り出し、先程はスルーしたお知らせを見る。


 そのお知らせは、一見すると何を書いているかと思われるような内容であるが、分かってしまうとこれほどありがたいものは無かった。


 そこにはこう書かれていた。


――コンビネーション設定に次のメンバーが追加されました:フェンリルナイト・男子料理部

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