41 俺が…僕に…
机に一体何を吸われているのか、はっきりは分からない。だが、奇妙な違和感を感じ、鏡を見て、俺は自身の外見の変化に愕然とした。
あれだけ沢山あった目の数が、沢山あった腕の本数が減っている。大きかった体は小さくなり、まるで子供のようだ。しかも、現在進行形で何かを吸われ続けているらしく、体は今もどんどん小さくなっている。
これはおそらく、大きく成長した俺の成長した結果のような何かを吸われているのではないか?
と…止まれ!止めろ!止めてくれ!これは…俺が、今の俺ではなくなってしまう!
破壊しても仕方がないと力任せに机を叩くが、驚くことにびくともしない。それどころか、叩いている途中だった逞しい腕が消え、辺りの全てが見えていた筈の目も消えていく。
自身の機能の喪失に恐怖を感じ、俺はその場にうずくまって、自分の体を抱き込んで震えた。
折角呼び出した強いモンスターは村の人間と戦おうとせず、逆に村に居ついてしまったように見える。他のモンスターを呼び出しても、奴らが倒してしまうのだ。
金色スライムの強化版を出したら、ドロップ品の奪い合いになって、争いが起こるかも?と思ったのだが、そんな事にはならず、何故なのか、ドロップ品を持った皆が喜んだ顔になって、村から人がどんどん外に出ていってしまう。
訳が分からない事だらけだ。これから一体どうなってしまうのだ。
気が付けば、僕の体は随分と小さくなった。僕の体はどうなってしまったんだ。もっと強くて大きかった筈なのに。
僕の身体に残った目は二つだけ。あれだけあった腕も、今はたったの二本しかない。こんな弱そうな体で、あの滅茶苦茶悪い女の子に勝てるのだろうか?鼻と口なんて一個づつしか残っていないんだよ?
ボクは、すっかり幼児のすがたになったじぶんを見つめて、後悔しました。
ふつうにしていれば、こんなことにはならなかったでしょう。
ふくらんだおなかをさすっていると…
なんだか、ねむくなってきました。
ボクは…?
どうなってしまったの…?
とつぜん、まっくらになった。
こわい…
…
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おめでとう
貴方が 滅ぼした のは 村
クリア者は この空間 を自由に出入り出来るようになる
クリア者が 呼び出したモンスターは 元の時空 に強制送還される
クリア者は 特典として 証の指輪 を入手できる
以上
1・空間を脱出する
2・空間に留まる
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なにか たくさん でてきた…
よめないよ…?
アレ…?
アッ、アッ
ア…




