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4【訓練】

投稿!

あれから一週間が経過した。


走って、回復してもらって、筋トレして、回復してもらって、また走っての繰り返しを一週間続けた。


体はいい感じに仕上がってきて、一週間前とは比べ物にならないぐらい体が軽い。


『では、今日から次のステップに進みましょう』


「はい!

お願いします」


『では、マジックバックに入っている木刀を取り出してください』


ソルス様に言われた通り、マジックバックの中から木刀を取り出す。


「取り出しました」


『では、上から下に振り下ろしてください』


「は!」


ブォン!


俺は言われた通り木刀を上から下に振り下ろす。

腕の筋肉も結構ついたので力強く振れたと思う。


「振りましたよ」


『続けてください』


あ、これ筋トレとかと同じパターンだ。


俺は全てを理解し、黙々と木刀を振る。


それからは予想してた通り、ソルス様の指示どおりに振って、倒れて、回復して、また指示どおりに振っての繰り返しだった。


昼休憩になり、俺はマジックバックから取り出した昼食を食べていた。


今日はカツサンドた!

めっちゃ美味そうだ!


「いただきます」


俺は挨拶をして食べ始める。


「ソルス様、俺はなんのためにあんなに木刀を振っているんですか?」


『あれは、マコトさんの体に剣の基本の型を覚えさせているんですよ』


「基本の型ですか?」


『そうです。

魔物と戦う時は型なんか気にしてられないと思いますが、基本の型があるとないとでは全然違いますからね』


「まあ、何でも基本が出来てこそですしね」


『そういうことです』


昼休憩後も俺はソルス様の指示どおりに木刀を振る。


◇◆◇◆


それからまた一週間が経過した。


体が剣はどのタイミングで力を入れると鋭く触れるかなど完全に覚え、剣を振る鋭さや速さが格段に上がった。


「今日も素振りですか?」


『いいえ、マコトさんには今日から一週間で魔力量の増加、魔法の知識、魔法の訓練までの全てを教えます』


「その全てですか?」


ゴクリ


俺は、その過酷さを想像して生唾を飲む。


『誰にでも向き不向きはありますし一週間しか時間が無いので全部は覚えるのは無理だとは思いますが、わたしも全力で教えるのでマコトさんも全力でついてきてください』


「はい!」


午前中は座学の時間だ。

魔法の原理や魔法陣のことなど教わった。


正直ちんぷんかんぷんなところが多ずる。


『まぁ、魔法がない世界から来たのですから仕方ないですよ。

それに最低限の知識さえあれば魔法は使えますから大丈夫ですよ』

とソルス様は励ましてくれるが正直悔しい!


午後らか夕方までは魔法を使う訓練だ。

最初は魔力を感じるところから始めた。


これに関してはすぐに出来るようになったのでとても楽しかった。


夕方からは魔力量を増加させるための時間だ。

まず、体から魔力を放出し、空っぽにする。

そして、ソルス様が回復魔法で魔力を回復してくれてまた魔力を空っぽにする。

まあ、筋トレとか剣の素振りと同じようなことをしていた。


そのサイクルが一週間が続いた。


結局、座学の方は半分ぐらいしか理解できなかったが、魔力量はもうめちゃくちゃ上がった。

ソルス様には『最後の二日は魔力量は増やさなくても大丈夫です』と言われ、その時間が魔法を使う訓練になった。


魔法を使うことに関してももう完璧だ。

ソルス様に『魔法はイメージです。イメージさえ出来ていれば後はどうとでもなります』というアドバイスが効いてすぐに魔法は使えるようになった。

今では一瞬でその辺を焼け野原にできるぐらいだ。


やった後はちゃんと元どおりに戻したよ。

ほんとだよ!


今日も読んで下さりありがとうございます。

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