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未来からの伝言  作者: 今福 幸
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昔話2

あ ねぇ母の名前知ってます?


唐突に言われ そう言えば名前すら知らなかった


あっ すみません…知らないです


ふふ♪名前ね玲奈って名前なんですよ


へぇ~洒落た名前ですね 今時みたいな名前だ


でしょ? 孫や曾孫からはレナちゃんと言われてました それにひかえ私は智子 娘はおもいっきり昭和な名前で(笑)


それから娘さんの口からは思いもよらない話が出て来ました


娘さんの談話!


むかし話だけどね 私は当時3才だったかな…あまり良く覚えてないけど


そこで娘さんは話に詰まった…お茶を一口飲むと 話を続けた




当時私たち家族は東京に住んでいたんです 高層マンション?何階に住んでいたかは覚えてないけど 見下ろせばかなり高かった記憶があります


母は当時20代だったでしょうか 窓を開けて空気の流れをしてたんだと思う 私は母親のエプロンにつかまってました その時風がスーッと 後は記憶がありませんでした 気が付いたら 全く知らない町にいました そこが何処かも知りません


母は放心状態で何時間もたちすくした記憶があります 私はお家に帰ろうと何回も母親に言ってました


私と妻は…ずっと黙ったままでした


そこからもう地獄でした 母は強い人で 兎に角働かなきゃ食べていけないと 幼い私を抱え 懸命に仕事を探しました 身なりが普通じゃないと変な目で見られ 自慢な長い髪も切って


そうそう 最初は寝る所なくてね 神社の床下で寝てましたよ それからどうにか 住み込みで働く場所を探し私を育ててくれました


お金を貯めて 長屋みたいな所に住み始めて ご近所の方から私の学校を言われ 戸籍がないでしょ?どうやったかは知らないけど 学校へは行ってました


母親がね泣くんですよ 私に隠れて…私も泣きたかったけど泣けなかった 多分残してきた息子と夫の事を思ってだと思います


続きます。

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