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未来からの伝言  作者: 今福 幸
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娘の話

慌ただしくなる病室の中 私たち夫婦は廊下に出された



先生と微かに娘の声が聞こえた

暫くして部屋へと言われ 私たちは娘の元へ


もう大丈夫でしょう 明日精密検査をして 何もなければ明後日退院と言う事で


ありがとうございましたとお礼を言って


娘の側に寄ると

喉が渇いた 何か飲みたいと言った…


部屋を出て行こうとする先生に

飲ませて大丈夫ですかね?と尋ねた


(大丈夫でしょう しかしゆっくりですよ)


娘は嘘みたいに元気になりハイと答えていた


あ!お父さんかお母さん 後から話がありますのでと看護師からの言葉


何かあるのかと思ったが娘の前だった為に言葉を控えた


(ママお水飲みたい 自販機からお水お願いしていい?)


(お水でいいの?)

(うん)


妻が部屋を出るのを見計らい娘が語った事は。

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