怖い
掲載日:2017/02/11
四角い部屋に私は一人。
窓もドアもない。
あるのはと空気と私。
いつからここに居たのかわからない。
けして狭いわけではない。
だが、とても窮屈に感じた。
どうやったらここから出れるのか。
外の世界はどうなっているのか。
そう考える度に疑問に思うことがある。
そもそも、外があるのだろうか。
自分以外何もないかもしれない。
怖い。
怖い。
怖い。
度々外から音がする。
私に語りかけている様だが聞き取れない。
きっといつか私をここから出してくれる。
そう願っていた。
しばらく経ってから一筋の光が見えた。
数秒後には私を包み込んだ。
とても恐ろしかった。
眩しい。
目が慣れないからか痛く感じる。
私は恐ろしさと痛さで泣いた。
泣いて泣いて泣き叫んだ。
誰か私を助けて!
すると聞いたことのある声が私を抱いた。
「生まれてきてくれてありがとう。」
その人に触れられると気持ちよかった。
私は泣くのをやめ、まだかすかに痛む目を開けて微笑んだ。




