森の中で…
投稿おっっっっっっっっそいです
森の中を全速力で走る、もう何分走ったかわからない、足が重い、少しスピードを下げる、そうすると後ろから足音がする
「っ…!!」
真横の木に矢が刺さり、止まってしまう
「もう終わりかなぁ?」
だんだん足音が近づいてくる
「はぁ…はぁ…」
重い足に鞭を打ちまた走り出す
(町に入りさえすれば…)
あいつらは犯罪者いくら凄い犯罪者でも町には入れない、特殊な結界があるので結界を無くさなければいけない、過去に町の結界を無くしたなんて話は聞いた事がない
(あと少し…)
向こうから光が漏れる、そこに飛び出した瞬間、そこには絶望があった
「よう嬢ちゃん」
いたのはさっきの声の仲間、数は10人、逃す気は無いらしい
「俺たちのアジト知っちゃったら、逃がしちゃダメだからねぇ」
あぁ…自分はここまでらしい
一応後ろは空いてるか見ようとした瞬間
ずかっ!
「ぁ…が…ひゅー…ごば…」
自分の胸に赤く血塗られた剣があった、悲鳴も出なかった、口を開けてもなぜか空気と血が漏れるだけ
(痛い!熱い!)
目の前には剣を持った男、首も切られた、剣抜かれ、その場に倒れる
「あんなところにいなければ…」
「ーーーー。」
「ーーー…」
「ー…ー」
意識がだんだん薄れていく視界が黒くなり、何も聞こえなくなってくる
(お父さん…お母さん…ご…め……ん……)
ここで意識を手放した
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