表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/78

7,学校―前日

 シグがやって来て三週間。今日の日付は長期休暇の最終日を示している。明日からは学校なので、そのことをシグに話す。


「シグ。明日から昼間はいなくなるけど、良い子にしててね」

「ば!?」

「学校があるんだ。学校って分かる? 勉強するところだよ」

「あ、ばば? あーあー、ばー」

「家の中はいつも通りの状態に保つこと、知らない人が来ても絶対に出ないこと。最低限この二つは守ってね」

「あば! あば、ば、ばー……」

「心配しなくてもいいよ。どうせ誰も来ないから。寝てればいいと思うよ」

「あばばー……」

「なんで僕の足にすり寄ってきてるの? もしかして寂しい?」

「あば……」

「うーん、そう言われてもな」

「……あば、あばば」

「……はあ、分かった。一緒に学校に行こうか。その方が僕も安心だし」

「あば!? あばば、ばー!」

「うおっ、急に飛び付いてこないでよ。君、意外と重いんだから」

「あーば!」


 シグを学校に連れていくことにした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ