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47,雪
十一月の終わり、クリスマスまで一ヶ月をきった頃。
「……雪だ」
「あばば……!」
「今年もついに降ったか……。やれやれ」
「あーば! あばば、あばば!」
「うんうん、白いねー。積もってるねー。遊んでも良いよ」
「あば!」
「……シグが雪にまみれて雪だるまみたいになってる」
「あばばー!」
「……ああ、眠くなってきた。ここで寝ようかな」
「あばーばーばー!」
「寝転がると背中が冷たいや。けど、うん。いける。じゃあ寝よう」
「あばば! あばー!」
「……」
「あーば? ……あばば!? あーばーばー!」
「シグ、僕は寝るんだから静かにしててね」
「あばばばー!」
シグは雪遊びをした。僕は昼寝をした。




