表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/78

36,体育祭―当日

 体育祭当日。秋晴れの爽やかな青空。しかし僕は爽やかな気分になんてなれない。


「ああ、嫌だ。走りたくない……動きたくない……」

「お前は百メートル走と綱引きだけだからいいだろ。俺は騎馬戦とリレーもだぜ?」

「そう……頑張ってね、相澤くん。生きてたら応援するよ……」

「いや、たかが体育祭で死ぬわけねえだろ」

「……人生、何があるか分からないよ?」

「……変な友人に出会ったりとかな」

「変な友人? 誰のこと?」

「お前だよ! ったく……。そういや、お前んち、誰か見に来るのか? 俺んちは親が来るってうるさくってよー。別に来なくてもいいっつーの」

「僕はシグが来るよ」

「……そうか。親とかは?」

「来ないよ」

「まあ平日だし、仕事とかあるよな。俺の親なんてわざわざ休んでまで来るんだぜ? 仕事行けよ」

「へえ。相澤くんの家って親馬鹿なの?」

「そうなるのかね。こっちは恥ずかしくって堪ったもんじゃないけどな」

「ふうん。そういうのはよく分からないけど……。そろそろ百メートル走だから、召集場所行ってくる」

「おう、頑張れよー」

「死なない程度にはね……」


 走っている途中に応援しているシグを見つけた。僕は二位だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ