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3,食事

 宇宙人がやって来て一週間。何かを食べている様子がなかったので与えてみることにした。


「これ食べる?」

「あば」

「おお。一見するとくりくりした目玉がついただけの銀色のボールなのに、僕がりんごを近づけると口のように大きな穴を開けて吸収したぞ。と何故か説明口調になる僕」

「あばばば……ばー!」

「美味しいの?」

「ばばー! ばばー!」

「だから僕はじじいだって。これ訂正するの面倒だから言うの最後にするけど。そうかそうか、ならみかんも食べる?」

「あば!」

「それじゃあ、なぜか所々緑色のみかんを君にあげよう。この綺麗な橙色のは僕が貰うね」

「あばあば。あばばばー!」

「こっちがいいの? 橙色のみかんは毒があるから駄目だよ。さっきの黒くなって柔らかいりんごも、赤いやつより美味しいんだよ」

「あば! あばあばばー。あばばば!」


 宇宙人は残飯処理係に向いている。


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