表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/78

23,死亡

 前回のあらすじ。京都、広島へ旅行に行ったつもりが異世界旅行になった。


「グガァァアアアアアアア!」

「……っ、ちょっとこれは、かなりまずい状況なんじゃない……?」

「あばばー! あばばー!」


 パニックを起こしたようにシグは泣きわめく。ちょっと静かにしててくれないかな。


「一つ目で角が生えてるから……鬼でいいや。鬼さん鬼さん、僕達は美味しくないから食べない方がいいよ」


 意思の疎通がとれないかと話しかける、が。


「ガアアアア!!」


 返ってきたのは空気が震えるほどの咆哮のみ。


「……言葉が通じてないみたいだね」

「あばばばー!」

「シグ、宇宙人パワーでどうにか出来ない?」


 ここに来てしまったのは十中八九、宇宙人パワーのせいだろう。なら戻るのもできるはずだと思って問いかける。


「あ、あばばばば……。あばば、あばーばー……」


 シグは困ったような泣きそうなような声をあげる。出来ないみたいだ。


「連続使用は出来ません、って感じかな。うーん困った、て、うわっ」

「グルルル……!」


 唐突に引っ張られたかと思うと宙に浮いていた。胴体には圧迫感。どうやら鬼さんに持ち上げられているらしい。


「あーば!? あばば!」

「あー……これは……うん、死んだな」

「あばばば!? あばばばば!」


 シグが心配そうに鳴く。鳴くというか泣くか。この場合。僕は極めて冷静に――冷血とも言われたことがある――今の状況を伝える。


「シグ、僕は今鬼さんの手に掴まれて宙に浮いています。これが示すことは? 正解は僕の死亡です」

「あーば! あーば!」

「ばいばい、シグ。君はがんばってね」

「ガァアアアア!」

「あーば! あばばばー!!」


 僕は死んだ。


異世界編は書き方変えます。

ほぼ会話文→地の文あり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ