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雨空の雪と夜に魅せ

作者: 雨空 雪乃

長く永い、雨の降る頃に

私の世界は、(いろ)を失った

空は暗く、厚い雲が覆う

雨空は涙と別れを連れて

雪の過ぎる頃までともに


あの夏の頃、月と出逢う

月と星空、私の彩は咲く

その世界に、私は祈った

彼方の世界に届くように

世界の彩が失われぬ様に


雨空の雪も、夜の魅力も、どちらも私なのだと

過去を忘れぬように、夜を歩いていけるように

私は祈る。彼方の世界のあなたと逢えるように


私の名前とともに

あなたがどうか隣にいてくれることを願って

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