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第一話 前置き 私の中二病感と実体験


 物語を作ったり、とかくファンタジーが好きな人は、多かれ少なかれ夢想する、ある意味『中二病』の気があると思う。


 かのコナン・ドイル氏は、世間を騒がした『コティングリー妖精事件』の際、『やっぱり妖精はいるんだ!』と喜んだという。

 ロマンチストな可愛らしいところのあるお方だったんですねえ。

 これが一枚を除いて全て作り物だとバレる前にこの世を去られたのは、まだ救いだったのかもしれない。


 さて、大御所の方もそんな感じなのだから、一般人の私が少しくらい発症しててもいいかなと思うのだ。

 いや、もしかすると痛いだけかもしれないが……。


 別エッセイ『初めて幽霊を見た日』にて触れてるが、

 小生、ほんのちょっぴり霊感持ちだったというのをここ数年前に知り、今までただの夢や勘違いと思っていたことが、どうやらそうじゃなかった可能性が出てきた。


 となると、もう妄想フル暴走、暴走列車は止まれない(笑)

 アレもコレも実は本当だったんじゃないのか、抑えていた中二病が再燃したというわけである。


 一応、体験談とかはある程度、第三者――プロの霊能者さんに視てもらって、どうやら本物らしいという確認はした。


 が、あくまで私個人の考え、感覚でなので、ずい分妄想も入っているはず。

 なのでこのまま読み進める方は、実話に基づいたフィクション程度に生温い目で見て頂ければと思う。

 コイツ やべー奴とか思わないでね……( ̄▽ ̄;)



    ******

 


 それでは金縛り談の前に不思議な体験を1つ。


 小生が小学生の頃、やはりコックリさんとかの遊びが流行っていた。

 

 やり方は、鉛筆の頭を指で摘まむように持っていると勝手に動き出して、下に敷いた紙に何か書かれていくというもの。

 これは二人以上で行う場合、誰かが動かしてるんじゃないかと疑惑が生じると思う。

 だからいつでもこれは、ただのヤラセだとかいう意見を聞く。実際そういう時もあるだろう。


 だが私は、数秒だけだが1人でその鉛筆を持たされたことがある。


 ある日、近所の友達の家に遊びに行ったところ、ちょうど友人二人がそれをやり始めているところだった。

 そこで参加するか聞かれ『うん』と答えた私に、友達が『○○様、彼女だけで持ってもらってもいいですか?』と()()に尋ねた。

 おそらく私がその時、半信半疑の様子だったからだろう。


 答えは『yes』だった。

 確かに半分疑いながら私は、鉛筆を逆手持ちに持った。

 

 直後、ブブブブブブッ と、私だけが握った手の中で小動物が藻掻くようにソレが小刻みに動いた。

 なんの変哲もないただの緑色のB鉛筆がである。

 

 今だったらそんな悪戯グッズとかあるかもしれないが、この時代にはブーブークッションぐらいのモノだ。そんなハイテクな物は無かった。


 正体はわからないが、ナニカがいたのは確かだ。

 それは人だった者なのか、動物だったのか、はたまたスーパーナチュ(超自然)ラルな存在だったのかはわからない。


 ただ、これだけは言える。

 これは遊びではなく、れっきとした降霊術だ。迂闊にやってはいけない。


 何しろ、こちらの都合で呼び出しておいて、散々質問した挙句、じゃあお帰り下さいって、相手は収まりつくだろうか。

 

 お礼に何か用意したりすることもあるようだが、そんなもの本当に欲してるのかわからないだろう。

 現代風にあらわすなら、SNSで知り合った知らない人といきなり会うようなものだ。

 そうしてソレは、ドアの鍵も壁も警察も通用しないのだ。

 お札や塩がいつでも利くとは思わないように。


『仇をなすモノは強いから』

 これは以前に、人以外のモノに教えられた言葉。

 厄介なヤツの中には、災いを及ぼすだけの力を持つモノがいるということだ。


 という訳で、同じく遊び半分の肝試しの心霊スポット巡りもやめましょうね。

 後で後悔するかもしれませんよお。


 次回、夢ではありますが『金縛り』談にいきます。

この先、急に下らないと感じられるかもしれませんが、良ければお付き合いのほど宜しくお願い致します(;´∀`)


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