中学校戦争 第X章 謝罪と生存報告とこれから
大変、申し訳ございませんでした!!!!!
中学校戦争 2月6日(月曜日)受験まで1か月 学校、図書室にて
「木内、てめえ何ほぼ一年間小説ほったらかしにしてたんだよ!」
「栄田ごめんって」
「てめえまず謝るのはこれまでこの『中学校戦争』を呼んでくれた読者にだろ!ふざけてんじゃねえぞ!」
栄田は僕に掴みかかりながらすごく怒っている、1年間もこの小説を書くことをほったらかしにしてたのは紛れもなく僕だ。
「わかった、いったん手を放してくれ。私、木内海斗。いや『中学校戦争』制作陣はこの2年間、実体験をもとに、脚色しながらこの小説を書いてきました。しかし昨年3年生になり受験生となってしまい、その結果勉強漬けの日々が続き、執筆の時間が取れなくなり、気が付いたら1年が経っていました。約1年間さぼってしまい大変申し訳ありませんでした!」
「そして、この1年間定期的にアクセスログを確認していましたが、放置しているのにもかかわらず読んでくれている方がいました。それがすごく励みになって勉強を頑張れました。本当にありがとうございました。そして本当にすいませんでした。」
「分かった、じゃあこれからはどうするんだ?」
頭を下げた僕を見ながら栄田は椅子に座り、見下ろす形で聞いて来た。
すこしムカついたが悪いのは完全に自分だから何も言い返せない。。。
「今木内、ムカついた顔したよね?自分が悪いんだよ?わかってる?もういい分かった、4月までに新しい話を投稿したら、、俺は許してやる。」
「本当か!?ありがとう!!」
「ただし、俺は許すけど、読者はどうかわからないぞ?」
「確かに。。。」
「もちろんあるんだよな?新作予定。」
「え?!どうして栄田お前がそれを!?」
この情報は太平にしか教えてなかったはず。。。「まさか!!」
「そう、そのまさか。このまえ太平と環と一緒に帰った時太平が教えてくれてね。じゃあ、詳しく説明してくれないかな?」
栄田の顔が怖い笑い方をしながらこちらを向いている。本当はこの小説が完結した後に公開する予定だったけど、ここまで知られてるなら公開しよう。
「今するからその顔一旦やめてくれ。。。僕はこの一年間、たださぼっていたわけじゃない。新作を考えてきた。まだ構想段階だから詳しいことは言えないけど、4部作で長編、1部作目の題名は「市長の娘(仮)」にしようと思ってる。市長といきなり来てるから政治系の堅苦しいつまらないものだと感じるかもしれないけど、コメディー調の笑いあり、爽快な物語にしていきたいと思ってる。これは長編だからどのくらいで仕上げられるかわからないけど、どうか楽しみにしてて欲しい。」
「ふーんそうなんだ、楽しみにしてるわ。じゃあ最後にもう一回読者に謝れ。」
「この度は本当に申し訳ございませんでした!!どうかこれからも『中学校戦争』をよろしくお願いします!」
「よし、では環さん呼んで作戦会議をするとしますか!」
栄田が椅子から立ち上がって図書室出口へと向かう。選挙まであと2週間もないんだ気を引き締めてやっていこう。僕は自分のほっぺを2回たたいてから栄田に続いた。。。
どうか、これからもよろしくお願いします。