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中学校戦争  作者: 輝
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中学校戦争 第1章 パート1 はじまり

プロローグ

  この時を待っていた。「委員や係から連絡はないですか?」女子の日直がクラスの人にそう聞いた。

 「はい、そこの方どうぞ。」と誰かを指名した。僕はそれが誰か、そして何を話すか知っている。

 「選挙管理委員会の藤村です。今年の生徒会選挙についてです。」

  僕はそれを聞いて大きな伸びと深いため息をついた。


始まり

  日本の北海道にある、公立中学校その名も「大西たいせい中学校」

 生徒数は驚異の1000人弱北海道の中でも類を見ないほどの生徒数を誇る中学校である。

 そして僕はこの学校の2年1組担任・富樫栄一郎(とがしえいいちろう)のクラスに在籍している出席番号26番木内海斗(きのうちかいと)である。

 今日は9月1日、月曜日。この学校の生徒会選挙が公示される日だ。

 そしてこの日は、僕が一年前から楽しみにしてた日でもある。

 そんなことを考えていると、選管の藤村が話し出した。

 「えー、今日から立候補の受付を行います、締め切りは今週の金曜日9月5日。次の週の月曜日、8日に

 立候補者の名簿を配り。各候補者の選挙運動が始まります。そして。9月29日月曜日に投票を行い。

 次の日の30日に結果発表となります。詳しくは生徒手帳の5ページ、選挙規則をご覧ください」そう長々   

 としゃべって藤村は席に座った。

 ・・・・・・・

 「気を付け」

 「「さようなら」」

  帰りの会も終わり、帰ろうとしているところにやつが来た...

 「おーい、きうち!一緒に帰ろぉ」

 「僕の名前は木内きのうちだ!そして栄田、お前と帰りたくない!!」

 「いや帰り道一緒だし」

 こいつの名前は笹塚栄田(ささづかえいた)、クラスが一緒の友達である。

 そして、いつも僕の名前を間違えるし、馬鹿だし間抜けだしのフルコンボである。

 「わかったわかった、もう少しで準備終わるからちょっと待ってろ」

 「りょーかい」

 かばんに教科書を詰めながら僕は笹と話した。

 そしてほとんどの帰宅準備が終わり、あとは帰るだけとなった。

 教室には僕と担任の富樫先生だけ、そして一呼吸置いてから富樫先生のいる教卓の前に歩き出した。

 富樫先生は、パソコンをいじっていて僕には気づいていない。

 「先生」

 「木内か、どうした?」

 先生はさっきまでいじっていたパソコンから手を放し、視線もパソコンのディスプレイから僕の方へと

 変わっていた。

 「先生にどうしても報告したいことがあります」

 「おう、なんだ?いじめか?」

 そう言って先生は眉をひそめた。

 そういうことではないのだが。。。

 「いえ、ちがいます」

 すこし笑いながら答えた。

 「ならなんだ?」

 そうして体を前に乗り出して興味ありげにそう聞いて来た。

 「ここにご報告します。僕木内海斗は第100代生徒会長に立候補します」

 この一言で選挙という名の「戦い」が始まった。

初めて書いたのですが、とても楽しかったです。

第2章は完成次第公開とします!


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