表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新−アラタ−  作者: むわ
2/5

第二章 学校

 

第2章    学校


 転入初日。広樹が門まで送ってくれた。お礼、言ったけど「父さんが送れって言ったから。」とか言われた。どういたしまして、だけ言っとけばよかったのに。むかつく。

残念ながら私の成績はよくないから、あんまりいい高校にはいけなかった。

私の教室は2年E組。担任が私を紹介する。で、席に着けって言われたんだけど、

二つ空いてる。香水くさそうな女の子の前と、背が低い―座っててもかなりわかる。150

センチ無いと思う―女の子の前。うん、香水は嫌い。だから私は背の低い女の子の前に

座った。なんで?って顔でその背の低い女の子がビックリしてる。香水くさそうな女もこっち

を向いて、顔をしかめてる。だって香水嫌いなんだもーん。

この学校初めての授業は、社会。げーっ。

授業が終わると、超高速で、香水くさそうな女―うーっ。やっぱりくさい―と、そのとりまき2人が来た。

「私、黒田 香織。あなたどうしてそんなチビ猿の前に座ったの?」

私は背の低いこを見た。私と黒田香織をにらんで、

「チビ猿じゃない!あっちの席にいけばいいじゃん!」

って叫んだ。黒田香織は、薄く笑って、

「愛理、こっちくるでしょっ?」

げーっ!何その自信!無理だから。くさいからーーーー!

「遠慮しとく。面倒くさいし。」

黒田香織も、ちっちゃい子も私の顔みながら、ビックリしてた。

「あっそ。」

黒田香織はそれだけいって、とりまきと行っちゃった。

「あんた何考えてんの?!なんでここなの?!」

「だって、あの子香水くさいし。いけない?」

私は小さい声でそう言った。

「うわっ。あんたやるね。私、間宮 鈴香。あんた見る目あるね!」

「どうもありがと。」

うん、気に入られちゃった?よかった。友達ができた。でも一緒に歩いてても同級生

には見えない!だって、背が低いし、童顔だし、その上髪は二つくくり!

気は強いみたいだけど。まあ黒田香織よりはぜんぜんマシ。だって、黒田香織、

よく見たら、まつげはマスカラモリモリ、口紅テカテカ、おまけに香水くさい。

とりまきも同じような感じ。うえーっ。


 今日はずっとクラスの人達を観察+鈴香の説明つき。

残念、タイプの男の子はいない。みーんな子供っぽい。ま、別にいいけど。

 今日は鈴香以外に、その友達の、武田 南って子と友達になった。

南は、黒髪で、めがねで、新聞部っていうのに入ってるらしい。情報通らしくて、

私にかなり質問をあびせてきた。どうやら、義兄の広樹は意外ともてるらしい。

あんなに眠そうなのに???まあ、南といればかなり情報ははいってくるはず。

やったー。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ