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新−アラタ−  作者: むわ
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第一章  引越し。

第一章     引越し。


 何やら騒がしい・・・・・・まだ朝なのに!!

・・・・・・確か今日引っ越すんだっけ。母が再婚する。だから、遠い街にいかなければならない。

「嫌だな・・・・・・」

勇気をふりしぼって布団から出た。だるい。

私はまだ母の再婚相手に会っていない。今日会うと思う。どうしよう・・・・・・。

もし猫が嫌いだったら愛猫―名前はふわ。可愛いすぎ―をどうすればいいんだろう?

母は大丈夫だと言っていた。いつも大丈夫で片付けられるから大丈夫かは疑問。

「愛理ー部屋片付けなさいよー。」

母に呼ばれた。

「んーご飯はーーー?」

「あら、いるの?」

!!!!!いるし!お腹なってる!今気づいたけど、私かなり寝てた。

・・・・・・12時間。! 半日!どうりでだるい訳だ。

私は置いてあったお菓子を口にほうばって荷物を片付け始めた。げーっ。多い!

今は16歳。で、高校2年生。確か埼玉に引っ越すって聞いた。

学校が変わる。一番の親友の理香はいかないで!っていってくれた。

無理だけど。まあ1ヶ月もすれば落ち着くだろうな。

どんな学校に行くんだろ。できれば友達は欲しいな・・・。

いろんなことを考えながらダンボールに服をつめていたら、愛猫ふわが飛んできた。

げ!服、毛だらけだし!最悪ーーーーーーー!!

早く片付けないと・・・・・・。


今、車の中。あの後、無事に荷物を片付けた私は、埼玉に向かった。

キャリーケースに入れられた愛猫ふわが車に揺られて、にゃ、とか、みゃ、とか言ってる。

んん・・・・・・。ねむ・・・・・・。


我ながらすごい。半日寝たのに車で3時間も寝てた。

気づけばもう埼玉。速ーい。母がもうすぐだって言ってる。

「あ、ほら!愛理!あそこ。明日からあの学校にいくのよ。」

うん。まあまあ。ぼろくないし。

部活やってる・・・・・・。今日は12月中旬。寒そう。運動部はやめとこう。

2,3分行くと、一軒家の前で車がとまった。

「ここよ。降りて。」

ふーん。なかなか・・・・・・。大きいし、2階建てで、まだきれい。

中から人が出てきた。

「やあ、ようこそ。お疲れさん。」

短髪の黒髪で、やさしそう。歳は・・・・・・45?義父だろう。

「愛理、この人が橘 大吾さん。あなたのお父さんよ。」

母が、義父に私を紹介した。自己紹介ぐらい自分でできるのに。

「初めまして、愛理。」義父が挨拶してきた。「高校2年、だっけ?」

「はい、16です。初めまして。」

すると義父が、

「うちにも1つ上の息子がいるんだ。広樹!」

!!!!!聞いてない!母を睨んだ。ウィンクしてごまかされた。

家の奥から背の高い、眠たそうな顔をした男の子がでてきて、

「・・・・・・よろしく。」とだけ言った。

うわー、眠そう。私もよろしくとだけいっておいた。母が小声で、

「かっこいいじゃないっ?」

そうかもね。でも好みじゃない。まだ好みの男の子なんて見つけたことないけど。

母は私が男の子と無縁なのがきにいらないらしい。よく、デートは?行かないの?とか、

顔は悪くはないんだから、男の子にアピールしてみなさいよ!とか言ってくる。

知らないし。だって声かけてこないんだもん。

あと、うざい男は殴るから。前に、遊んでたらしい雑巾を頭に当ててきたから、

きれて殴ってしまった。(泣かせちゃった。)

あれ以来、恐がられてる。仕方ないじゃん。うざかったんだもん。

 とりあえず、家の中に入った。私の部屋は2階の一番奥にある部屋。

一番大きいらしい―やったー!―。荷物は・・・・・・明日でいっか。

1階にご飯を食べにいった。なんと!義父の手作り!おいしいし。

義兄の広樹は、まだ眠たそうな顔で、黙々と食べていた。

食べ終わったら、自室へ入って・・・・・・寝てしまった!





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