CLUMSY CLUMSY 2,5~short short~
完全にショートストーリーです。思いつきです。幼稚な文章ですが、よろしかったらご覧ください。
よろしくお願いしますm(_ _)m
今年ももうすぐ終わる。
大晦日だからと言って高橋伸治郎は 毎年、これと言った特別な過ごし方はしなかった。家族とテレビの紅白を観るぐらいだ。
でも今年は少しだけ違う。これから新しい年を迎える時に、隣にはユウコがいる。付き合いだして10ヶ月ぐらいの自慢の彼女だ。彼女はジローを見て微笑んだ。
カウントダウンが始まった
3・2・1…
HAPPY NEW YARE!!!
2人とも律儀に正座
をして向かい合った
「「明けましておめでとう~今年もよろしく!」」
フとジローはおもう。来年も再来年もこうして彼女と一緒にいられるのか不安におもう。どうか2人の関係が終わらないで欲しい
「とりあえずジローくん、餅でもたべますか?」
ユウコはジローの顔を覗きこんだ。
「は、はいはい」
ジローは現実世界に引き戻される。ジローは恋人とは言え、ユウコにマジマジと顔を近づけられ、覗き込まれると照れくさかった。
ジローの初詣の願い事は決まった
「……」
「…なに?……そんなにマジマジと見られると恥ずかしいよ」
ジローは返事をした後も、自分に顔を近づけけたままのユウコの態度に、焦った。
「ど、どうしたの?」
何をするワケでもなく顔を近づけるユウコにジローは今更ながら、ドキドキした。体が堅くなる。
「…あのさ」
ユウコが言った。ジローにユウコの吐いた息がかかる
「へ?な、なに?」
ジローは言った。
「杏子さん達と話してたんだけど…後退してない…?」
ユウコは言った。
「後退?ああ~お、俺たち?」
新年早々、もっと前進させましょうか?ジローは思った。
「いやジローくんの生え際が…少しずつ…」
「…あ~…」
「私、なんか気になっちゃって…」
「き、気のせい、ははは」
「だといいんだけど…」
ユウコは顔を引くと、台所へ向かった。ジローはユウコの背中を見送りながら、テレビに目を戻した。
「…じ、人生、後退じゃなくて前進だ…」
ジローは少し震える声で強がってみる。
「前進してるけど、いつそこは後退するかわからないわよね」
台所からユウコの声が響く。
「…か、鏡よ鏡…」
ジローは自分の前髪を触りながら呟いた。
ジローの初詣の願い事は増えた
くだらない内容ですいません。
書き加えなど随時やっていきたいと思います。
よろしくお願いしますm(_ _)m