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呪いのお墨付き

選ばれた。そう、直感的に感じた。


この世界の星術者である西条涙は簡単にいえば美少女だった。凛とした顔で誰に対しても優しく、そして強かった。常に周りを気遣う様には様々な者が目を奪われたであろう。


風になびく髪はキャラメルのような美しい茶色をしており、艶やかで優しい溶け込まれるような香りを漂わせていた。




ここは記憶の一部、この世界はまだマシだ。この国の領地を縁取るようにつけられた壁はまるで某進撃してきそうな巨人を連想させた。


舞台は学校、魔法学校とでも呼べば良いのか。魔法を学ぶことを目的とした学校だ。その中でも西条涙はトップクラスの成績を維持していた。ただし魔法だけ


可憐かつ優秀な涙は周囲の人から期待を寄せられていた。


ただし、彼女は呪術と奇跡は点でダメすぎて扱えなかったのだ。


そして彼女に悪魔と天使が訪れた。そう、選ばれたのだ。悪魔と天使に正確に言えばマモンと、ミカエル

大罪と美徳に直すのなら強欲と慈悲であった。

彼女はさらに注目を浴びることになった。


マモンとミカエルの力は強かった。

マモンが授けた力は欲の増減、簡単にいえば魔法を何の勉強なしにどんな出力だろうと自由に出せると言う力だった。

それに対してミカエルが授けた加護は扱いが難しかった。簡単にいえば条件つきのバフだ。自分が傷付けば傷つくほど強いバフがつくみたいなもの。痛いのが嫌いな涙にとっては非常に相性が悪い。


そして魔法学校での3大イベントと呼ばれるイベントが始まった。その名を実践訓練。


1週間森にこもり生き延びると言うものだ。好きな4人と組んで時に戦い、逃げて絆を深め知識をつけることを目的とした訓練だった。


そして涙には一つ懸念点があった。

(期待には答えられない…)そう、ろくにこの力を使う機会がなかったため、ぶっつけ本番と言う形になってしまった。実践訓練の3日前に開花したので通常の訓練もなく、座学のみだったのだ。


(やるしかない)そう心に決めて挑むのだった。

顔は涙としてもかなり自信があったのでかなり強い3人に媚びを売り、組ませてもらったのだ。


その中でも新倉と星月は突出して強く、マモンとミカエルの力を宿した今でも勝てるか怪しいラインなのだ。(戦いたくはないなぁ)そう怯えながら彼らの顔を覗く。


新倉と名乗る少年は恐らく貴族なのだろうと言った立ち振る舞いをしており、金髪の短い髪が似合う好青年と言った印象だ。星月という少女は銀髪で髪を下ろしボザボサな髪を腰の高さまで伸ばしていた。


「お互いに協力し頑張りましょう!」新倉はやる気のなさそうな3人を鼓舞するように言ったが生憎、少なくとも涙はやる気が微塵もなかった。


しかし時は残酷であっさり訪れてしまうのであった。

大嫌いな戦闘のお時間が

細かいことを表現するのがやっぱ苦手です…精進して参りますので応援のほどよろしくお願いいたします!!

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