1:3 測定
本作が初めてになります。よろしくお願いします。学生時代に書いたやつに付け足してます。
不定期更新です。
「ボスって皆ゆってるけど、かなり気さくないいひとだから大丈夫だと思うぞ?」
「緊張は・・・損」
「ありがとうございます・・・。」
「ついたぞ」「ついた・・・。」
「_________嘘ですよね(^^:)・・・。」
_________見えたのは、とてつもなく大きい門。扉にとてもきれいな細工がしてある。
「間違いなくここだ」「(こくこく)」
門を車でくぐって庭園を抜けた先にそれはあった。_____これまたとてつもなく大きな屋敷がどーんとまちかまえていた。
「おっそいやないかい!」
西洋風の屋敷には似合わない大阪弁もしくは関西弁の大きな声でしゃべるお姉さんがきた。
「すまんな」「どもすみ」
「なんや気の抜ける返事やのう・・・。ま、ええわ。で、その子は誰なん?」
「は、はじめまして…。小鳥遊有希です…。」
「なんや、えらいかわいい子が来よったんかい」
「今回見つかった子だよ。多分何も知らないから説明お願いしまーす」
「それじゃあこっちついてきて」
「はい・・・」
「そんでもってなんか事情とか説明されたん?」
「いや、まだです・・・。」
少し廊下を歩いた後、お姉さんにそう聞かれた。廊下はまだまだ壁が見えなくて怖くなってくる。
「あっ、そうそう自分は橘 藍香。このどでかい屋敷の主や。よろしくしたってくれな」
「はい。・・・・で、どこに向かってるんですか?」
「もうつくからちょっと待ってな」
・・・2分後
キィ・・ガチャ ついた部屋の中には地球儀みたいなみたいなのと・・・
「これは・・・武器?」
「せやで。ほかにもぎょうさんあるけど…今から使うのはこれやな。」
そういって奥のほうの台座の上にあった地球儀みたいなものの隣にやってきた。
「この子の名前はセイちゃん。正式名称は、『占星精霊術霊源値及び適正精霊測定器』。あんましにも長すぎるから、略称で呼ぶことにしてん。名前の由来は、セイって読む漢字がぎょうさん入ってるからや。我ながら安直やな…。ま、それはそれで置いといてこの子が何をするかわかるかいな?」
「すみません…。ちょっとわかりません…。」
「ええでええで。これは…ってちょいまち、まだ何も説明されてないっていっとったな?なら説明させてもらうで?」
そしてすべてを言ってもらったが、情報量が多すぎて、頭がパンクしそうなのでここに書いとく。
精霊術師について。
・基本的には精霊を使役し、または自身も術を使い、悪霊化した妖怪や精霊たちを浄化する人たちのことをさす。
・使役する精霊には適性があり、適性があると術の威力が上がったり、精霊との意思疎通も容易である。
逆に、適性がない、もしくはマイナスだった場合、使役することができるにはできるが、暴走頻度が高くなる
・特に相性がいいと、稀に「固有精霊術」が発動する場合もある。でも最近は、精霊術自体が弱体化してるから、一部の先祖返りとかを除いては、ほとんどない。
・属性は全部で12。主属性が火、水、土、風。他属性は光、闇、幻、無、星、雷、翠、音になる。12星座では牡羊座が音、おうし座が火、ふたご座が幻、かに座が土、しし座が無、乙女座が光、天秤座が星、さそり座が闇、いて座が風、やぎ座が雷、みずがめ座が水、うお座が翠になる。誕生星座の属性が自身の属性に出やすくなっている。「何座なんや?」「私はふたご座です・・・」「そうなんや、なら、幻やね。6月は出生率低い上に、滅多にでてこーへんから珍しいねん」
「そんじゃ早速つかいますか~・・・。これだけ、詠唱が必要になるんが地味にめんどいねんな~」
そういいつつ、私の手を引っ張って“セイちゃん”の近くまで行くほんならちょっとまってな?」
ゆっくりと深呼吸した橘さんは詠唱し始めた。『我精霊王名下、新精霊術師誕生祝加護与給。芽吹精霊守護与給』
すると、セイちゃんがゆっくりと回るはじめ、光を放ち始めた。
その光が、文字を描き始めた。幻、自然、???と。
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