バランス
肘を曲げてスマホを持っているときに、肘の内側に汗をかく季節になりました。
最近、マイブームな歩き方、鞄を手にぶら下げてる時に左手と右手を同時に前に出して歩きます。拳はゆったりと握りリズミカルに踊り出しそうに振ります。
もちろん、見かけた時は声をかけては駄目ですよ?
見ないふりでお願いします。
あーあー。
傘や箒や長いものでバランスをとる遊びをしたことがある。随分昔の事かもしれない。たいして上手くないが、コツは重さの中心を探る事だと思う。ちいさな点あればあるほど、やり易い。手のひらや指先に乗せて点で支える。僅かにずれるだけで一気に傾くから、土台である足や膝を動かしてバランスを取る。
バランスを取ってるうちにフラフラふらついて、他の人にぶつかる。あるいは、知らない土地にいってるかもしれない。落とさない様にバランスを取るだけでは、駄目なのだ。
話は少し変わって、実は自分は変な能力を持っている。ある特定の条件で発動するらしい。よくある自分ルールだ。
横断歩道の白い線を踏んで歩くやら、誰にもすれ違わずに家に帰るとか、○秒間○○を続けるなど。
成功すると確率の低いことが起きる。その能力の恩恵といえば狙って何かをする事は出来ないが、たいてい得も損もしないことだ。引っ越しして音信不通だった友人と再会したり、帰り道の信号が全部青だったとか。
学生時代の頃は、テスト中に、3回転がして連続で消しゴムがたった時は、そのテストの問題に誤りがありテストが無効になった。
文字にして書いて読んでみると、それは気のせい?ただの偶然で無関係に見える。
話を戻すと、傘でバランスをとっていた。家の近くのコンビニの前だ。
「そいつを捕まえろ!」と刺すような遠慮のない鋭い声。
ちょうどバランスを取り続けることに成功した時、少しフラついた。
そこへ追われていたひったくり(泥棒)が来て、ぶつかった事で追いかけてた警官が捕まえた。
他にも2~3人協力者が居たようで、警察官がご協力感謝しますみたいなことを言っていた。自分は関わりたくないし忙しいので関係ないと言って立ち去った。
逮捕劇を間近で経験した驚きよりも気になることがあった。
さっき数人の警察官が回りをキョロキョロして立っていたのをみて聞いたのだ。
「なんかあったんですか?」
「いや、なんでもない。パトロールよ」
そういう会話があり、さっき直前で聞いた捕まえろ!という言葉。
なんとも言えないもどかしい気分になって、今思い出してもモヤモヤする。
近所のおばさんに後から聞いた話、その男は常習犯でマークしていたとかなんとか。どうでもいいけど、ご近所の平和が保たれて良かった。
自分は特に何もしてないけど。
そう思う事で心のバランスも保てるような気がするのだ。
暑いので北海道に行きました。台風が来るらしく帰って来ました!