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佐藤海の場合

連載形式を取ってますが3部構成の短編になってます。

ハーレムとありますが性的な描写はありませんので期待された方は申し訳ございません。


我慢して読んでください($'v゜★)

「という訳での、君は今まで生きた世界とは違う世界に生まれ直す権利を得た訳じゃ」

「はい、それって異世界転生ってやつですよね?」

「ふむ、君の居た世界ではそういった物が流行っておったのじゃったかの。大体は同じじゃの」

「おぉー」

「権利を得ただけで、選択の自由は君にあるんじゃがどうするかね?」

「もちろん転生します」

「ふむ。決断が早いのはこちらも助かる。なるべく君の希望に添えるようにするが何か希望はあるかね?」

「はい、モテたいので見た目を・・・いや、男の居ない女しか居ない世界ってありますか?」

「あるのう」

「おぉ。男の居ない世界に行ってモテまくりたいです」

「大変じゃと思うがのう・・・」

「いえ。モテる事が最優先です」

「そう言われては止める訳にもいかんのう。他に希望はあるかね?」

「折角なんで魔法とか使える世界に行きたいです」

「ふむ。では、まず見目好くして、簡単なものなら魔法も使える様にして、と。年はどうするか希望はあるかね?」

「そうですね。16歳ぐらいになれますか?」

「こんな所かのう」


神様が俺の目の前に鏡を出現させてくれた。


「おぉー、めっちゃイケメンですね。ありがとうございます」

「それではこれで転移させても良いかね?」

「あ、あの!冒険者とかモンスターみたいなのが居る中世ヨーロッパ風な世界が良いんですけど」

「ふむ、良かろう。では、そろそろ送るでのう。あとは君の頑張り次第じゃ」

「はい、ありがとうございました」


神様が俺に手を翳すと光が俺を包み込み意識を失った。




俺の名前は佐藤海。どこにでも居る普通のサラリーマンだったが通勤の駅のホームで後ろから誰かにぶつかられ電車に轢かれて死んだらしい。享年32歳だ。


神様が言うには本来ぶつかられて死ぬ運命だったのは隣りに居た男子高校生で俺は手違いだったらしい。

ただ、それによって発覚したらしいのだが、その男子高校生は後世に名を残す発明をいくつかするらしい。

そんな世紀の大発明家としがないサラリーマンの命を天秤に掛けた結果は明白だろう。

という訳で俺は神様からのお詫びとして異世界転生をする権利を得た訳だ。

女しか居ないから無条件でモテまくるのが確定した俺の異世界ハーレムライフがここから始まる。





「おぉ、女王様!召喚に成功致しましたっ!!」

「うむ、そのようじゃの。勇者殿を医務室へ」

「はっ!」

「これでこの国、延いてはこの世界が救われる・・・」




「知らない天井だ」


言ってみたかったセリフ14位がついに言えた。他の順位のは?と聞かれると浮かばないけど。


「勇者殿、お気付きになられましたか」

「は、はい」


勇者殿か。何か物凄いラノベ感満載な展開だけど、もうワクワクが止まらない。


「ご気分の方はいかがでしょうか?」

「はい、特に問題無いです」


すると扉が開き、ドレスを着た女性がお付きを連れて入ってきた。


「勇者殿。この度は我々の呼び掛けに応じて下さり誠に感謝致します」

「は、はい」

「気を失われておりましたがご気分の方はいかがですか?」

「はい、大丈夫です」

「それでは早速で申し訳ないのですが、我が国に迫っております危機についてお話させて頂きます」

「はい」



神様にリクエストした通りに数年前に男だけが掛かる病気が蔓延して、この国には男が1人も居ない状況らしく。

そして、それはこの国に限った話ではなく、この世界から男が死に絶えてしまったらしい。

なので勇者に求められるのは子作り。

それも出来るだけ多く子を成して欲しいと女王様に言われた。

もう全然ウェルカムです。これこそ俺の望んだ異世界ハーレムライフ。



「勇者殿、矢継ぎ早で申し訳ありませんが一刻を争う事態でして。勇者殿さえよろしければ早速にでも」

「分かりました。その為に召喚されたのですからご期待に添えるよう努力致します」

「おぉ・・・それでは早急に閨の準備をなさい」

「はっ!」

「使命の様に感じておられるかと思いますが、やはり好みというものもあると思います。あちらの部屋に40名程待機させて居りますので、その中から寵愛を授けて下さる者をお選び下さい」

「は、はい」


ウヒョー、選び放題とか。まぁ、役得としか言いようが無いけどwin-winの関係だから仕方ないよね。


「勇者殿のご希望を仰って頂ければ、それに見合った者を揃えますが今日の所は今居る者でご勘弁下さい」

「はい」



女王様に連れられ医務室から選び放題の娘が居る部屋へ場所を移す。

扉を開くと聞いてた様に40名の女の子が居て。一斉に頭を下げる。


「この方が我が国が待ち望んだ勇者殿である。これより寵愛をお授け下さる者を選ぶ。面を上げなさい」


一斉に顔がこちらを向いてちょっと気圧されるが、この中から選び放題かと思うとニヤニヤを抑えるのに苦労する。

下は10歳ぐらいだろうか?上も20歳を少し回るかそのぐらいだろう。

10歳なんかと出来るかよ。とも思ったが、この場に居るという事は子供を作る事が出来る身体になっているという事なのだろう。

俺の身体は16歳になってるが精神は32歳のままだから、あまりにも下の方はちょっと対象外。

ただ、全員整った顔立ちをしていて上から順にでも致したい気分でもある。


「勇者殿の御目に叶う者は居りますでしょうか?」

「あ、はい。それでは彼女を」


折角なので17-8歳ぐらいの娘を指名した。

日本だと援交で逮捕な案件だけど、国からお願いされてる事だし、使命ですからね。


「侍女に案内させますので寝所にてお待ち下さい。湯浴みさせた後、向かわせますので」

「はい」


選ばれた娘は頬を赤く染め、頭を下げてから退室していった。

他の選ばれなかった娘達は羨望と懇願の入り混じった様な視線を俺に送ってくる。


「今回1度きりという事では無いので、皆さんも今後機会がありましたらよろしくお願いします」


選ばれなかった39人の娘達は一斉に花が咲いたかのような笑顔になった。


「勇者殿はお優しいのですね。こちらからお願いしている事ではありますが、勇者殿の御厚意によるものですので、なるべく御自愛下さいますようお願い致します」

「はい」

「それでは勇者殿をご案内せよ」

「はっ!勇者殿こちらでございます」

「はい」



異世界転生モノらしく盗賊に襲われている所を助けたり、くっころさんだったりを期待したが、話が早くて全然良かったかもしれない。

国で保護されるんだから衣食住は完璧に保証されるだろうし、毎日取っ替え引っ替えで楽しめる訳だから何の不満もない。


いやぁ~、異世界ハーレムライフ最高。



お読み頂きありがとうございます。

2話、3話共に短いのでよろしくお願いします┏◯


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