平穏な日常の終わり?後
今回は里谷正輝視点です。視点変更って難しいですよね。
───五月三十日金曜日。
もう時期六月を迎えようとしている中こうして日々いつも通りの生活が俺は好きだ。野郎共とつるんでいた中学時代と違って今、俺は新たな出会いにより変わった。
ん、今語っているのは誰だって?皆知ってると思うが一様紹介しよう。俺の名前は里谷正輝。イケメンでもなくそれ以下でもないただ普通の男子生徒だ。
今日はもっと会話できるように頑張ろう!そう思い今日も朝の挨拶をする。
「おはよー」
「「おはよー正輝」」
俺の挨拶によりいつものメンバーが挨拶を返してくる。
そして俺は一番後ろの窓際辺りに座っているある一人の生徒を一目見る。
彼女は綾瀬葵さん。一様友達ではあるが今だ壁みたいので上手くいかない時もある。俺でもまだまだ会話できるぐらいだ。他の男子何か振り向いたりもしないし大体彼女の友達である神崎さんと別クラスの四宮さんぐらいだろう。
でも俺は今日もその姿が美しい一人の女性に声をかける。
「おはよう。綾瀬さん」
「あっうん!おはよう」
この一時がとても好き。何故なのかはこの普段見られない笑顔を向けてくれるのだから。俺は毎日それが見たくて欠かせずに挨拶する。
俺はもっと彼女と仲良くなりたい。そう言う気持ちが一杯だ。そもそも友達になった切っ掛けも一目惚れで直ぐ様声をかけたのが出逢いだ。
それから色々ありある日の事、彼女と彼女のお兄さんと喧嘩をした時の事を思い返す。
あの時に言われたことは『正輝君になら』と信頼されているであろう発言だと思われる。とても嬉しかった。一歩近づけたと思った。
でもあれから進展など一切無い。
くそぉ~俺のバカ野郎、何で女の子と普通に会話できないんだよ‼
会話できる時は彼女の友達と一緒に居るときだけ。それ以外は良くある気まずいって奴。
今日こそあるひとつの目的を実行することを決断する。それは昼になればわかるであろうさ。
*
昼休みになり皆が昼食を取ろうとする頃。皆が机と机を合わせたり別のクラスへと行く者や中庭、或いはカフェテリア等と言う広場に足を運ぶもの。俺はと言うと。
「おーい正輝、今日もお昼食べようぜ!」
いつものメンバーが俺をお昼に誘う。だが今日はお断りにしようと思っている。
「ごめん、今日は俺パスで。悪い」
「お、おう そうか。」
断った事に罪悪感は抱くだろうが仕方がない。今日こそはある人と一緒に。
座っていた椅子から立ち上がりある人の方角へと歩く。
「ん、どうしたの?わたしに用かな」
ある人=綾瀬さんは席を立ち何処かへ行こうと準備していたが俺の訪問により準備を中断する。
「な、なあ。一緒に食べないか?」
俺ははっきりとそう告げる。だがこの言葉により周りの反応は。
「ねぇ、あれよ。里谷くんが綾瀬さんをお昼に誘ってるわよ」
「良く出来るよね。わたしでも壁みたいので邪魔されて関わりづらいのに」
と女子は小声で言う。
「おい見ろよあれ。」
「また里谷の奴か。」
「「ま・さ・き~俺らを裏切りやがったなぁ!」」
と男子は怒りを露にする。
だが俺はそんな周りの空気を無視して今、彼女に向かって真剣に見つめる。
「えっとちょっと~え?あ、ありがとう?」
彼女は突然の誘いにより慌て出す。そう言うところも可愛い。
「あ、駄目か?」
「ううん。わたしも急だったのでビックリしたけど良いよ♪」
「あーやっぱり駄目か。.....て良いのか!」
まさかのまさかの綾瀬さんからOKを貰ったぁぁぁ!ヤバい急に緊張してきた。もしかして二人っきりか?
「丁度ね、わたしも今日は一人だったからどうしようかと考えてたの。」
二人っきり来ましたぁぁぁぁぁ!予想していたことがピンポイントで当たると言う。
「じゃあ準備するからちょっと待っててね。」
うん?ここで食べないのか。俺は彼女の発言の意味合い的にはここではない別の場所で食べようと考えている模様。
まあ場所事態は何処でも良いから気にしない。
1.2分待ってるとようやく準備が出来たようだ。
「行こっか。」
「あ、ああ。」
教室を出ていく。さて何処で食べるのだろうかと気になるところが今、俺は彼女の隣り合わせで歩いている。
こうして見ると学校では一度もこんな風なこと無かったなーと思う。
階段を上がっていき到着したところは屋上だ。
屋上か。そういや一度も行ったことが無かったな。綾瀬さんは良く此処に来るのかな?
「此処で良いかな?」
「別に構わないよ」
二人とも食事を取れるようなスペースへと行き各自が持参した物を広げる。ちなみに俺は弁当を作ってる暇など無いので当然コンビニで買ってきたパンと飲み物だけだ。
それに対して綾瀬さんの方は弁当を持参している。
親が作ったのかな?それとも手作り?
勿論相手側の事はそれなりに知る筈もないので聞いてみたい。
「なあ、綾瀬さんのそれは自分の手作り?」
俺は勇気を持って聞くことにする。
「え?ははっ、ごめんね。わたし料理するのは昔から苦手だったからこれは兄さんが作ったものなの。」
彼女からの答えは意外なものだった。美人でスポーツも出来て勉強もそれなりに出来る彼女にも苦手な分野が有ることに驚く。
「すまん!人には苦手なものだって有るのに傷つくこと言っちゃって。」
直ぐ様謝る。あ~地雷踏んじゃったか?
「ふふっ、正輝くんって面白いね。謝らなくて大丈夫だよ。それより食べよ♪」
彼女は気にせずしかも笑顔で笑った。俺はそれを見てドキッと心臓が鳴る。
あれから食事を取っていた俺達だが胸糞緊張してきた。
近くで彼女を見るのはあの時以来だろう。彼女から放たれるオーラはとてつもないのだ。彼女の容姿を見る限り目がとても可愛くて今もパチパチと瞬きしている姿が何ともキュート。
その他は穏やかな表情や食べている姿勢のせいか彼女の綺麗な髪の毛が垂れる。そして直ぐ様耳にかけ直す。
そうじっと彼女を見つめていると急に突然食事を中断する。
ヤバ!ずっと見ていたことがバレたか?慌てて下を向く。
「ん、どうしたの?わたしの顔に何か着いてたのかな?」
彼女は顔を傾けて可愛らしげに聞いてくる。何故こんなにも可愛いのか?
「別に着いてないから大丈夫.....です」
思わずドキドキしてしまって敬語を使ってしまう。
「ねぇ、どうして今さっき敬語になったのかな~」
彼女はジト目になり半笑いで言い返してくる。
逆に敬語になって答えてしまったのが悪かったのか彼女は何か勘違いをしてしまい少し表情を変える。
「何で敬語になったのかな?何か隠してるんじゃ無いの?それとも何」
彼女は俺の方に段々近づき俺と綾瀬さんの顔が数㎝位近くて俺は顔を真っ赤になり始める。
近い近い、えー何これ?とっても近いって!
俺は自分の生理的もうじき爆発しそうなのだか此処で我慢しないと逆に恥ずかしい所を彼女に見られてしまうので必死に抑える。
「ん、ってはわわ~」
何か変な声がしたので前を見ると気がつくと彼女の方から離れていた。自分が異性の相手に近づいていることに気がついたんだろう。それにより俺の安否は守られた。
「ごめんなさい!わたしったら何て大胆な事を」
彼女のヒートアップも収まり落ち着きを取り戻した処で今回の事は俺が勘違いを生み出したことに反省しよう。
「何か面白いことしてるな~」
突然、声が聴こえたのでその方向を見ると一人の来訪者つまり声的からすると俺の嫌、俺達がよく知る人物。
九条蓮の姿が。
「あれ?九条くん久しぶり。最近は何処で何してたの?」
「ちょっと野暮用って奴かな。まあ別に対したことは無いから安心しろ。」
綾瀬さんと九条が会話し始める。確かに綾瀬さんの言うとおりに九条と逢うのは久しぶりだな。何処で何してたんだろうな。
「じゃあ俺行くわ。邪魔したな!」
「ちょっと待って九条くん。相談したいことがあるからこの後言いかな?」
「...ああ。そう言うことか、わかった。悪いな正輝。ちょっと綾瀬さんを借りるわ!」
「お、おう...」
何だろう、綾瀬さんが九条に相談したいことって?二人とも何か険しい表情になったけど後、九条の奴、何時もなら『あおいたん』等と言うのだが今日限っては普通に名字だった。
この後、俺は自分のクラスへと帰り午後の授業を受けているとき今日は彼女と同じ授業を選択していたが彼女の席は空席だった。
あの時の二人のやり取り、それこそ俺にはまだわからないこの学園の裏側そして彼女の秘密を知るのはもっと先の話になる。
おまけ『先輩たちとほのぼのした日常?』
あの後、準備に取り掛かるため買い出しを任された相馬先輩と榊先輩。そして何故か一緒に連れてこられた俺。
買い出しする理由とはつまり今発売されているVR (数量限定)を手に入れる為らしい。何故それが必要だって?俺も知らん!
相馬先輩は何故か楽しそうに張り込みしている。それに対し榊先輩はする必要もないのに変装しているし俺はと言うと何故か着ぐるみ。
周りには小学生を中心とした子どもたちの群れが出来ている。何故、こう言う状況になったのかは良くわからない。気づいたらこれ。
取り敢えず先輩に合図を貰おうと着ぐるみから少し穴が空いているところを覗き先輩が手で合図をしてくる。
『今から例の店に突撃するから綾瀬妹は其処に居る子どもたちをここから目立たない場所に誘導してくれ!』
「相馬先輩の合図を読み取るとこんな感じだそうです♪」
「榊先輩、何故あの変な合図がわかるんですかね~」
相馬先輩はまだしも榊先輩も相当な変人でした。嫌、そもそもあの部活に入っている皆、可笑しいんじゃないか?
「それでは子どもたちの相手頼みますよ。妹さん」
そう言われて榊先輩はターゲットである建物に突撃を開始する。仕方がないので一様俺も協力しよう。
「は~い。子どもたち~わたしと一緒に遊びましょう♪」
俺の合図により子どもたちは素直に食い付いてくる。言うの忘れていたけど今俺が着てる着ぐるみ、あの国民的子ども向け(大人でも人気)アニメラブリー☆マスコットのキャラの一人。正確に言えば光の妖精アマネと言う名前だった。狐の可愛い着ぐるみなのだが子どもたちに大人気キャラを何故か着用している。
「「はーい!」」
数人の小学生の子どもたちは俺の合図により皆素直に聞いてくれる。
何か可愛いな~。
「みんな~ここじゃあ周りの迷惑になるからすぐ近くの公園まで行きましょうね~わかりましたか?」
自分で言ってて恥ずかしい。良しここは忠実にアニメのキャラになりきろう!先輩たちがミッションを終えるまで子どもたちの相手をしていたことは言うまでもない。
同時刻、先輩たちの方では戦闘が繰り広げられていた。
「相馬先輩、頑張ってください!」
「ああ。わかってるさ。」
勿論苦戦していた。何と戦っているのは朝宮真依の母親だった。名前は朝宮萌衣、職業は科学者らしい。
「諦めなさい相馬くん由佳莉ちゃん。わたしには勝てないわ!」
「流石だな。これは完璧に詰んでしまったな。」
「でしょでしょ!待ってた甲斐があったわ~」
朝宮母の隙ができた所とで今だ榊。
なるほどね、そう言う作戦で行くのね。
心の中で作戦を実行を決意させた。後は、榊に任せよう。
それじゃあ行くよー!
榊はクラウチングスタートの態勢を取り駆け出す。
さあ俺達の勝負はここからだ!!
さあ私達の勝負はここからよ!!
こうして二人は(もう一人)はVR (数量限定)を手に入れるために戦場を繰り広げていた。
(続く)※続きません!
どうでしたか?面白いネタを必死に探した結果ありませんでした。ギャグも本格的に力を入れて頑張れます‼




