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1ストーリー あらすじ

※誤字脱字と変換ミスの多い稚拙な小説です。暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。

私の名前は遊佐悠里。

巻き込まれ体質の15歳で、モットーは「地味に無難に」の平凡な女の子だ。

今年から星蓮学園という全寮制の学校に通う花の女子高生である。

出来れば何も起こらず終わって欲しい。

何故かって?

それは、私が転生者だからだ。

えーっと、そんな事を言われても到底信じられる話じゃないよね。私もまだ信じられなくて、夢であって欲しいと思ってるくらいだから。

私が転生した事に気がついたのは、高校受験の勉強も、年越しの準備も忙しい大晦日の日のことだった。いきなり前世の記憶と、自分の未来の出来事の一部が頭の中に流れ込んできたのだ。余りにも膨大な記憶の渦に、私は崩れるように気を失った。

翌日、目を覚ました所は病院の一室だった。どうやら一緒に住んでいる伯母さんが急に倒れた私にびっくりして病院に駆け込んだらしい。

その伯母さんはいまさっきまで別の病室にいた。なんと私が無事だと知って気が緩んだのか、送った直後に倒れてしまったらしい。数時間前に意識が戻って、絶対安静にしていて下さいと繰り返す看護婦さんを撒いて散歩に行ってしまった。本当に伯母さんは神経が細いのか太いのかよく分からない。

叔母さんの話は置いておいて、転生の話に戻ろう。私はさっき、未来の一部も見えたって言ったよね?見えたのは平凡に過ごしていく私の高校生活3年だけだったんだけど、私には大きな疑問が残った。この平凡ルート以外の道を進んだら、私は生きて高校を卒業できるのか、と。

何せ私は転生者の身だ。自分は多分この世界で曖昧な存在だろうし、一部とはいえ、未来が見えたのだ。これは一生に一度の生死を分けるからこその忠告かもしれない。

早く言えば、下手な死亡フラグは立てたくないのだ。平凡が一番。

ただ、私には絶対に何かが起こる予感があった。

何故かって?

実は私には、実に面倒な知人もとい、トラブルメーカーがいるのだ。

彼女の名前は姫路華恋、中学2年の時に転校して来た美少女で、男の子にちやほやされるタイプの子である。

でも、彼女は自分に好意を向けてくる男の子など目もくれていなかった。なんと私にべったりだったのだ。あれは軽度のストーカーにしか見えなかった。だから当然のように進学高校も私と同じ星蓮学園である。

中学の時は適当にあしらってきたけど、自分が転生者だと知った今、あの子をどうにかしないといけないと思う。私はそう思い、また目を閉じた。

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