青い美少女
少し字の間違いがあるかもしれません。
それと読みぬくいところもあると思いますがご了承ください
前回
俺は、立派育人、引きこもり兼ニートである。
俺は毎日、引きこもり兼ニートを名乗るにふさわしい生活をせっせと過ごしていた。
そんな俺の十九歳の誕生日、今と未来を変えてしまいそうなある転機がこようとしていた。
第一難 青い美少女
寝癖で乱れた髪 そり忘れたひげ 遊具で埋もれた部屋 光るメガネ まあまあな顔 パンツ&シャツ 色素の薄い髪
「はぁ~」
ため息ををつきながらパソコンの画面をじっと見る。
「なんかいいエッ○サイトないかな~」(無料のやつ)
「ふっ」
誰もいない空間に馬鹿にしたような笑いが響く
そして一つの問いが上げられた
問「《なぜ俺が『Erotic』日本で言う『エ○』を求めるかわかるか?》」
誰もいないのだが育人一人でブツブツと答え出す
「多くの者はこの問いにこう答えるだろう」
「《性的欲求を満たすため》《ストレス発散》《子孫をのこすため》《理由なんてない》
《黙れハゲ》《死ね》《消え失せろ》《したいの》《やるの》」
(まあ最後の方はちょっと違うが)そんなことより
「だが俺の解はこんな一般人の解とはまったく違う」
「俺がこの問いを聞かれた瞬間もう答えは決まっている」
《エ○は世界のなりたち 正義 創始 原点 である。》
「いいかよく聞けぇ!エ○さえあれば男は働き同時に幸せも得ることができるのだ。」
「A《エ○さえあれば戦争は無くなる》=平和ということだ。」
と意味不明なことを誰もいない部屋に語った
言い終わると満足したのかインターネットの検索欄にカーソルを合わせキーボードに手をかける
手をかけたはいいものの育人は長い引きこもり生活で興味のあることは全て調べつくしていたのだった。
それでも、育人にパソコンをいじる以外にやることがなかった。
「どうせこんな世界に俺の人生を変えるような答えを持っているやつなんているわけないだろうが」
そう言いながら育人はキーボードでまるでどこかの誰かに質問するように打った
《引きこもり&ニートをやめるには》
その問いは育人にとってはすごく真っ当な問いであった。
育人本人もなぜこんな問いをインターネットという世界の情報箱にぶつけてみたのかわからなかった。(もうこんなセカイには期待していないはずなのに)
すると大量の質問に対する答えは出てきたが、『悩みに乗ってやれ』『気を遣ってやれ』『自分を信じろ』
『外に出てみろ』など、大半が卑屈な育人の納得のいく回答では無かった。
何個かのサイトを回って見たものの納得のいく回答はやはりなくもう消そうとしたとき、
一件の告知が突然画面に大きく現れた。
「なんだ?」
育人は眉にしわが寄った
その告知には、真っ白な風景に大きく黒字で【今のあなたを変えます】と書かれていた。その殺風景な光景と素直に大きく書かれた黒字に妙に引きつけられた育人は無意識にその告知をクリックしてしまう。
「しまった。変なウイルスとか入ってたらどうすんだよ」
ダウンロードはもう始まっており90%完了していた。
「くそ、なんで中止が出来ねぇだよ、いくらクリックしても消えね~」
「絶対これやばいやつじゃねえか」
不思議なことにいくら中止ボタンをクリックしても中止出来なかった。
「しかたねぇコンセント抜くかぁ~」
「やってはいけない禁じてのひとつだがこのさい・・・」
渋々コンセントを育人が引っこ抜く。
そして恐る恐る育人が顔を上げて見ると
「な、なんでだ、なんで消えねぇんだ」
電気も何もつながってないパソコンが光を放ち動いている
そして《ダウンロード完了しました》と画面に表示された
その瞬間パソコンの画面がピカピカといろんな色の光を交互に放ち光りだした。
それを見ながら育人は半泣きになりながら言う。
「何なんだよ、これ」
「国が開発した新型コンピュータウイルスとか言うんじゃないだろうなぁ」
「だとしたらなんで俺のところなんかに、やっぱり世界は理不尽でくそな世界なんだぁ~....」
育人はそう言うとベットに飛び入り布団を全身にかぶり「ブルブル」と震えだす。
「.......」
しばらくの間パソコンから放たれる度々かわる光と静まり返った空気が続く
「.......」
そしてやっとパソコンから放たれる光がおさまった
すると突然「ドスーン」という何かが落ちてきたような音がした。
その音に最初はビクッとした育人だったが勇気を振り絞り恐る恐る布団から顔を出しパソコンの方を覗き見ると、なんとそこには、青い髪の全裸の女の子がいた。
それに育人は見惚れてしまった。
「〈長く薄青いサラサラとした髪、白くきれいな肌、ふんわりと膨らんだ胸、そして男一人の部屋に十代後半くらいと見える女「今すぐ抱いて❤」と言わんばかりの「全裸」。って え?えぇぇぇぇーーー全裸ぁぁぁぁぁだとぉーーーーーー!!〉」
育人はその子を見たほんの一瞬の間に今の状況を考えた。(いや、今の状況でしかできないことを考えたのだ。)
「〈こ、これは、例の 一、一生に一度しか無いチャンスと言うやつではないのかっ!いやきっとそうだ、今しかできない。い、今を逃すと一生出来ないかもしれない。(いや、かもしれないじゃない!、『絶対出来ない』だ!、考えても見ろ 俺 立派育人に異性の関係なんて過去から現在に至るまであっただろうかぁ~答えはもちろん NO)」
「と言うことはだ。これが最後のチャンス、ヨシ!やろう 例 のやつを、もうこれで捕まってもくいは悔い」
育人はそう心の中で決意しその女の子に手を出そうとする。
その時青髪の女の子が口を開いた
「あなたは?」
育人は、突然口を開いたからなのか、手を出す寸前だったからか、触ろうとしていた手を素早く引っ込めとっさに部屋の端へ離れた。
そしてカミながら慌てて言い返す
「お、お前こそ誰だよ」
育人がそう答えると
その女の子は誰もが見惚れるような満天の笑顔で言った。
「あなたを変えに来ました!」
その瞬間から俺と彼女の物語は始まった。ような気がする