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感情

デートで名作映画を観ている。

……はずなのに、何も感じない。

驚くほど、きれいさっぱり何も残らない。前とは明らかに違う。

隣を見ると、ユウナもどこか退屈そうだった。

(アイツを殺したい感情はある……。それ以外が、消えた?)

上映が終わる。

「映画、どうだった?」

「つまらなかったです。……なんでだろ」

少し間を置いて、ユウナは続けた。

「でも、一緒に映画を観るのは楽しかったですよ!」

「あぁ……そうか」

胸の奥で、何かが静かに噛み合う。

「なんでだろうな……」

「多分…憶測だが」

俺はそう前置きしてから言った。

「蘇生者って、死に際の願いに結びついた感情以外は、無くなるか、薄れるんだと思う」

「……確かに」

ユウナは頷く。

「あの映画の監督の別作品は、前はすごく感動したのに。今回は、それが無かったですし」

「人間じゃなくなってるな」

「……そうですね」

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