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鳥になりたい

「生まれ変わったら、鳥になりたいな……」

「何にも縛られず、自由に飛びたい」

死に際にぽつりと零れたその言葉に、嫌な予感がした。

「……集団自殺を図る宗教ですか?」

「あぁ。教祖様は宙に浮くらしい」

「蘇生者、ですよね」

「だろうな。条件が色々と一致してる」

その時、女が近づいてきた。

「……貴方は、神を信じますか?」

「居るかもな。否定はしない」

ジンは返事をしながら、サーモグラフィーを起動する。

画面に映る女の体温は、はっきりと青かった。

「……あんたも、蘇生者だろ?」

「蘇生者?」

「死んだ時の強い願いが、能力と一緒に蘇らせる。そうやって生き返った連中のことだ」

「……あんたも? ということは、貴方達も……?」

「そうだ。宗教は辞めさせる」

「でも、集団自殺しても蘇生者になれるかは分からないですよ?」

「それでも辞めない。苦しんでる人を救いたいんです」

「俺は“辞めさせる”って言った。拒否権は無い」

女は一瞬、空を見上げ――次の瞬間、浮いた。

「逃げる気か」

ジンも跳躍する。

空中で距離を詰め、そのまま叩き落とした。

鈍い音。

女は地面に倒れ、動かない。

「……動けない……」

「脊髄だな。多分折れてる」

「一週間もすれば治る」

ジンは淡々と告げる。

「連行する」

「……どうなるんですか? あの人」

「さぁ?」

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