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2話 賊・即・破 - 90ppm -



 凪たちは"旧政府"からの傭兵募集を見ていた。



- 指定討伐任務案内 -


元兵士ヤマモトの捕縛・・・

報酬:1万5000おん


物資集積区域の周辺監視(戦闘経験者大歓迎)・・・

8時間9000おん


LEDトマト工場の巡回・出入管理など・・・

7時間7000おん



「最大勢力やのに相変わらず報酬少なない?」

 虎子が眉を上げ、呆れ驚いている。

「そうだね・・・!」

 うっすらとだけバツが悪そうに苦笑した。


「『方便よりデータ!変異こそ進化!技術こそが世界を動かす!』」

「「ソーダー」」

 演説者Bに取り巻きが賛同している。


「……これとかええんとちゃう?」

 ある依頼を指差した。


「『そのためには犠牲が必要だ!』」

「ソーそうだぁ?」



【鎧人の討伐】


鎧を纏った攻撃個体が、補給路を断つように行動。複数の車両が損壊。


映像記録より、装甲を纏った人型存在 - 鎧人 - による襲撃が確認されている。


正面突破は困難との報告が相次いでおり、物理攻撃による効果は限定的と推測される。


達成報酬:3万おん


捕縛時別途報酬あり。



 報酬は比較的悪くないが、パッと見難しめ。

「難しそうですねこれ、何人も失敗してるみたいで・・・」

 テリンカはモジモジと胸ポケットをいじる。


「凪さん、ここに居ましたか」

 "旧政府"派の者、ワイロAがスタスタとやってきた。

 真ん中分けでYシャツ一番上のボタン穴には"綺麗なミントの葉"が垂らされている。

「向こうから来てくれるって凪様さすがやで〜?」

「もー・・・からかわないで!」

 テリンカは無言で『にへらぁ』と生暖かい顔をしてくる。

(かわいい・・・!だが、かわいい)


 頃合いを見てワイロAがスッとタブレットの画面を見せてくる。

 凪に直接提示された依頼は掲示板よりちょっとだけ報酬が豪華で前金もあった。

「オ〜、相変わらずちょっっっと美味いんやな?」

 一ミリも『お〜』とは思ってなさそう。

 すると - 指定討伐任務案内 - を指して「ええ、あちらの物は適正で無い方がお引き受けにならないよう、危険とされる報酬の方は控えめにさせていただいておりまスゥー」と張り付いた笑顔で早々説明。


「・・・にしては凪の分少なないか?」

(ウチが西の値切りウーマンやからとかそんなんちゃうやろ)

「えーそれはですね・・・」

 なんかペラペラペラと説明しているワイロA。

 まぁ報酬アップは期待できなそう。

「うーん、じゃあ――」

「『からでは遅いのだ!未知の感染症かもわーからないでしょう!?』」

「ソウジャァ!」

 演説者Cにお年寄りが一人賛同。

 ・・・3人に近寄る「場所変えましょう」

 ワイロAは『ええもちろんです』と頷きニッコニコの営業スマイル。


***


 少し歩き、人気の少ないエリアに来た。

「じゃあ――」

「みひかりだ!炎の神託者がいるぞ!」

 大きな人影がこっちに来る。

 ・・・・・・あれは現状の惨状を神の選別などと言うヤバイ連中・・・の参上。


 背中がもぞもぞ動く。

「(移動シたらこいつらたァ世界って狭えな!)」

「(地下が狭すぎるだけや!)」

 後ろはちょっと楽しそう。


 ナースみたいな服の少しやつれた女がすがって来た。

「凪様〜この星を滅ぼしてください〜」

 目はうつろだ。

 次はタンクトップを着た全身ムキムキの目ガン開き男が来た。

「凪さん!筋トレ教えてくれッス!強くなって神様の選別受けたいッス!」

「いいぜ!」とタケヨの声。

「誰だいアンタ。まあ上(半身)は教えてもらおうかな……」

 声も肉も萎み気味のガン目ムキ男。


「戻ってたんやタケヨ」

「ああ、外は雷だったぜ」

 たしかに、服に一部湿った粒の跡がある。

 うつろナースは両手を合わせる。

「雷・・・ああこれはもう何かの神の啓示・・・これ何でしょう凪様」

「えっえ!?うーん、今日は・・・地下で平和に?」

 汗が手からじわっと出た。

「おー、じゃあ今日だけ平和にマシン使うッス!」

 相変わらず目を見開くムキ男はそのままドスドスドスと去っていった。

(雷か・・・ええな)

 なんか虎子がうっとりと上の方を見てる。


 うつろナースが手を叩く。

「そうです、今日は凪様に依頼リストを持って来たんです」

 上部に - 救済対象 - と書かれている小さなリサイクル紙のメモを見せてくれる。

「……あっこれアンタんとこと同じ奴や!報酬めっちゃ多ない!?」

 ワイロAを見る虎子。

(少数派のくせに金あるな・・・)

 鉄仮面が少し崩れた。


 うつろナーフが困り眉になる。

「でも今は雷ですし・・・地下で平和に?ですよね」

「わ、私が晴らして来るよ」

 右手をサムズアーップ。

「ノリノリやないか凪ーー」

「まあ流石ですわ〜報告楽しみにしております〜〜」

 ポチポチと分厚いスマホを操作する。

(外側に格納式アンテナ・・・?)

 テリンカは興味ありげに目を細める。


・・・うつろナスーは人混みをスキップしながらどっか行った。

(やけに器用な足捌き・・・)


……ブルルッと凪の改造スマホが鳴る。

「え!相変わらず速ない?うちのゴールデンプリンセスちゃんの何倍や!?」

 身を乗り出すようにひっついてきた。

「あっち(アップロード)が速いのかもよ?」

 太ましいスマホを取り出して確認する。スッスッ


「あのこちら二重でのお受け取りは出来ないものでしってェ〜・・・」

 なんか口内の舌が見える。

 自分とこの勢力だけが得するものに報酬を出したいみたい。

「分かった。じゃあ・・・この護送だけ受けるね」と小声気味に言った。

 物資輸送車の護衛が手薄な時間に同行するという秘密の依頼だ。


「凪さま誠にありがとうございますぅ〜あなた様が居らっしゃれば安心でごザマスー」

 深々とお辞儀をした後、去っていった。

(……うちも宗教団体欲しいな。金を使うほど神様が・・・うーむ……)

 口元と眉毛を傾けていた。


「せや!この任務タケヨも来んか?鎧人っちゅうんが骨折れそうなんや」

「うっす!行きまっす。丁度空に嫌われて暇してたところっす」

 腰に片拳を当ててボディビルみたいなポーズ。

「護送任務からの、強そうな鎧人の討伐ですね。準備して来ます」

 リュックの紐を握っている。

「ウチもハンマー持って来るわ!ナマズバーガー屋前で集合な!」

 右手を振り返して見送った。


 自分らはまず燃料が要る。

「焔喰い、何食べたい?」

 大きな刀身を両手のひら上に横たえる。

「おー、そうだなァ・・・。ドジョウ盛り合わせとミルワームアソートといろどりキノコセットとあれとア——」

「じゃあまず……いろどりキノコセット2つ――」

 ガスマスクを外して注文する。

 軽めのフィルターだが、ふっと開放感があった。


 タケヨは考える。

(俺はメリケンサックとこれだな)

 チェーンの音が鳴る。

([細身の刀]《黒宵》も・・・一応持って行くか。)

 尻ポッケ付きのなんちゃって袴にメリケンサックをしまい、《黒宵》を腰に差した。

 そして……(硬い布が擦れる音)


〈ゴトッ〉

 テリンカは手で支えないと首がイカれる巨大な"ゴーグル型の精密分析機"を持ち上げる。

(どうしよ、やっぱ重い・・・!!)と思いつつも特製リュックにしまった――



ナマズバーガー屋前では【レタス増量中!】のポスターが目立つ。


……あれはタケヨか?

 普段は大胸筋を見せびらかすため前開きの防刃ジャケットからシャツをピチピチに出してるあのタケヨが・・・チョッキを着て来てる・・・!!

(防刃ジャケットは廉価モデル。チョッキは廉価モデル)

 これは本気だ。

 皆の顔が引き締まる。


 テリンカは手作りっぽいマントをなびかせ、片目レンズ(簡易分析機)を装着している。

 背中には重そうなリュック。

 皆の装備を見るなり垂れ目がキラキラと光る。

「わぁ、タケヨさんその刀なんて名前でしたっけ」

「……こくしょう刀だぜ」

「胡椒等〜?金と交換できそうです〜」

「クシュぅーン。クシャミがデテモウター」

 こんなやりとりは既に耄碌老人並みの回数やっている。


「……みんな集まっとるか?」

 長い金髪を揺らし、肩で大きなハンマーを担ぐ。

 その目は既に“任務モード”だ。


 凪の刻印は既にギラギラと赤く、焔喰いの剣幅はデップリと横に広がっていた。

「おう・・・どんだけ食ったんやそれ」


「……ナマズバーガーも食っとくか。焼けばうまい」

「……今から任務」

「焼きなガら任務でもイイ」

「輸送車燃やしたらどないすんねん」

 談笑の中でも、全員の手は武器近くにあった。


「上がろう」

「「おうっ!」」


「『汚染された人間は、人類にあらず・・・!』」

 演説者Cをスルーし地上入り口へ向かった。


 物資の運び出しを済ませて待機中らしきトラック数台・バスみたいな人員輸送車1台・改造された無骨な一般車1台を見つける。


「テリンカは前のほうがいいかな」

 なるべく早く察知して欲しいからだ。

「ですよね!」

 片レンズを触りながら答えてくれた。

 前の改造一般車にテリンカと虎子を乗せて、中央後方の人員輸送バスに凪とタケヨが入ることになった。

 テリンカは片レンズを弄り、虎子は脚に青白の雷をパチパチと溜めていた。


 凪とタケヨはなるべく得物(武器)が外から見えないよう体で隠しながらそそくさと輸送車へ入った。

 ドアは4つあり、前方左右に2つ・後方左右に2つだ。

 車の中は運転席以外向かい合わせの長椅子で、綺麗なチャコールグレーの合皮クッションが貼られていた。


 運転手の他、護衛は2人だけの模様。

 2人ともフルフェイスの防毒マスクと酸素ボンベを着けている。

 険しい目元にほどほどのガタイのよさと一部使い古された装備、おそらく真っさらな顔に新品に近い装備という2人・・・さながら新人研修といった様子……。


 タケヨが寄っていく、「よろしくお願いしまっすル」

「よろしくお願いしまっすル!」新人さん(?)が元気よく返す。

……軽い挨拶を済ませた。



 やや張り詰めた空気の車内を雷雨の音がつんざく。


 突然ガタァンと車のタイヤが鳴り、激しく跳ねた。

「なんだ!?」

 タケヨ達は手に武器を握り低く立ち上がる。

 凪は窓に寄り、後ろを振り返る「……道路の舗装が間に合ってないみたい」


「ここを通る時はたまになるんだ」

 ベテランおじさんがそう言うと皆スッと座った。

 新人は首をかしげる「・・・直せないんですか?」

「難しいだろうなぁ」

 防毒マスクの上から髭を掻こうとしてる。


 タケヨが内緒話でもしたいのか少し寄って体をこっちに傾けてくる。

『こんな時はバス酔いでもしなきゃやってらんねーよな』

(!)

「それクワウェポ※のやつじゃん!」

「そうだぜ!知ってたのか」

※大人気レスリング玩具アニメ[クワガタウェポン]


「『タックル3回、フリースクリュー、ノーブレイクバトル!』ね」

「奉仕3回、フリーセイバー、ノブレスオブリージュ!』な?」

「あのバージョンいいよね、意味は分からないけど」

「そんナんばッかだろロ」

 面白い回聞かせた焔喰いには不評だったのに、まさかタケヨがクワウェポナーだったとは。


***


 窓から外の風景を見る。

 やはり鳥というのはまるで見られず、生命力の高そうな・毒に強そうな植物ばかり視界に入る。

 綺麗な田んぼや可憐な花、ピコピコ鳴く鳥たち・・・有毒ガスがなくなれば見られるのかな。



 黒いツルツルに白い屋根・・・巨大な横長の四角い建物と人影が窓から見えた。物資保管庫だ。


「行きは何もなかったな!」

 タケヨは手を腰に当てる。

「大した物積んでないし当然かな」

 片目をこする。

 車に揺られてちょっと眠かった。

(あまつ毛とれた)


「これナらバーガー食えたんジャねえか?」

 プルプル振動している。

「えぇ、そんな食べたかったの・・・?じゃ生きて帰れたらね」

『よッしゃ』と言わんばかりに縦回転する大剣。

 高さギリギリで危なっかしい。


〈ピーッ、ピーッ、ピーッ〉

 ガタン!と軽く揺られる。

 駐車完了。(到着した!)

 焔喰いを背中に背負って車から出る。


 この物資保管庫はいくつかの中継地点らしく、警備の人数は多めで壁や天井にはドローン関係と思われるものや何かのセンサーが見られる。

「(ここ(輸送車群)の20倍はかたいぜ・・・?)」

「(こんな厳重だったっけ・・・!?)」


〈テッテッテッ〉

 虎子に先行してテリンカが歩いてくる。

「凪さんあれ見てください!」


 指差す場所ではトラックに資源が積まれ始めていた。

 食糧含む植物系資源、表層にしかない鉱物・金属、エネルギー関係のものなど付近にある"貴重な資源"をバンバカ乗せている。

(お!)

「(あれ塩じゃないかな・・・!!)」

 海塩飲みてえ・・・。

「(わ、あれ使いたいです・・・)」

 バッテリーやエネルギー系の方を見ている。

「(すっげー、こらしっかり守らねえとな!」

 タケヨは肉肉しく腕を組んだ。

 人員輸送車の方にも簡単な医療物資や軽装備などが積まれていく。

 万が一の時は使ってもいいらしい。


 虎子は外を・雷雨を見つめていた。

「次行く前に雷溜めとこかな」

 ハンマーをバチバチいじっている。

 蓄電だか変換だかのモードに切り替えたみたい。


***


 雷雨の中、虎子は天高く傘をさし、もう片手でハンマーと共にいた。

 ヘッドを下へ向けてびしょ濡れの地面に置いているように見えたが間に靴の先を挟んでいた。

「あれ、愛があるよなァ?」

 横に浮いて来て剣先を虎子の足元方向へツンツンと向けている。

「・・・まぁ壊れないでしょあんたは」と言って柄を握る。

「あァ?……マーナ??」背中におぶわれポンポンされながら言う大剣《焔喰い》。


(こいこいこいこい・・・!!)

 フッワフワの金髪が横からの雨を浴びて濡れていく。

 ドオォォォン!と"遠くで"鳴った。

……付近の木の幹の上端まで登って掲げるが落ちて来ない。


 ドシャアアァァンとやや離れた建物に雷が落ちた。

 あの感じは多分避雷針だ。

「……行ってこよかな」と言いながらもう雷光ダッシュで向かっている。

 バチバチバチ・・・と鳴り響いていた。

「行く分でパワー使ってない?」

「蓄電効率によっては赤字です〜」

「まぁ漢のロマンだぜ・・・!」


***


ピカッ

〈ゴロオオォォン〉

 2発目がさっき虎子が向かった方へ落ちた。

「「おおー」」


〈バシャッバシャッバシャッ〉

 異音のするハンマーを持ち帰って来た虎子は「手ぇめっちゃ熱かったでぇ!」と嬉しそうに来た。

 雷受けて熱いで済むってやっぱおかしいわこやつ。

 綺麗なモップみたいな髪をテリンカの白タオルで拭いてもらっている。


 ふとトラックの方を見てみると物資を積み終わり最終確認らしき様子。


「こっからかな」

 サッと目を合わせる。

「やな」

 真剣な眼差しだ。


――簡単な荷物が沢山積まれて匂いの変わった輸送車に乗り込む。


 

 体が車に揺られ始めた。

 今は微塵も眠くない。

 クワウェポの気分でもない。

 窓を見る理由は景色を眺めるためではなく敵を素早く見つけるため。



 帰還中、雷雨が収まっていく。

(虎子ちょっとガッカリしてそ〜)

 当の本人はウキウキでテリンカに雷ハンマーを見せていた。

 ガタガタと度々揺られながら強靭な雑草の動きや岩陰を見る。


 もう折り返し過ぎただろうというところでテリンカ達の車が少し蛇行したその瞬間左右の物陰から大勢の人型が火炎瓶や煙幕を投げた。

 護送車に多く飛んで来る。車内扉を即開けて逆側は任せる——

「焔っ」

「あァ、ご馳走だ!!」


 護送車の強化ガラスごと食い破り火炎瓶へ飛びつき次々と喰らっていく炎の大剣。

〈ボォン!〉

 その反対側は凪自らが炎爆風による高速移動《灼脚閃》と炎の蹴りで一掃していく。


 火炎瓶をすっかり喰い尽くしわがままボディに磨きがかかる焔喰いの剣幅。

「・・・ア?こイつら食ってイいのか?」

 付近の相手の得物を喰い散らし、余裕をぶっこいてた・・・。

「殺しちゃ駄目・・・!一応」

 浮き飛んでくる大剣と合流し右手に持ち、車方面を見る。


 小型消化器を近場に置いてタケヨとベテおじが運転手を挟む位置で守り、物理的に燃えている新人は地面にゴロゴロ転がって火を消しながら賊達の横を取っていた。


 テリンカの方は早々に察知&電光石火の虎子が多く投げさせずに制圧、取りこぼしにお手製マントで延焼を防いだ様子。


 死角を減らすように他の車両付近も見渡すとあぶれた運転手に突撃している賊。

「俺が一番乗りじゃ〜〜!」

(まだ間に合う!)

 足から炎の爆風を出して急接近。両手で握った《焔喰い》の腹を向け・・・思い切りスイング。

 バァチイィィィン!中々ニブ重い顔面ビンタ音、人を変えて次々と往復ビンタの音。

「俺の熱々ボディプレス、とくと味わエ」

 なんだか上機嫌だな。


(・・・装備が中々良さそう、あれが賊の指揮官かな?)

 毒ガス素通りであろう布マスクさえ居る中でピッチリフルフェイス覆われていて服装も分厚い。

「……なぜこの時間に・・・ええい」


「「こんな小娘ども囲んで潰せー!」」

 物陰からウジャウジャと湧いて出た。

(まだ居る・・・数が多い)


「人質を取れ!囲め!"連波"だ!」






■■ひとくち紹介■■


◇ゴールデンプリンセスちゃん

 虎子が持っている高級スマホ。軍用などの特別製に比べて通信が遅いのは不完全な地下の環境に加え地上ほどではないが妨害電波もあるため。


◇タケヨ(鼓間 岳夜)

 実は平和主義者。

 金欠だが毒への耐性が異常なため食べられるものは多い。


勢力ざっくり

①"旧政府"で多数派。現状維持系。

②人権&人命軽視の超"科学重視"。

③"地上嫌悪"の閉鎖管理思想で少数派。武力あり。

④やべー"新興宗教"で少数派。資金力あり。

⑤その他……。


◇ワイロA

 本当の名前は輪呂 瑛で①の人間。

 ミントの葉「ネクタイなんてねえよ」

 必死こいて布をやりくりしている民の鼻についたためネクタイはリサイクル行きになった。

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