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第8話 味

「本当に美味しいよねここのパンケーキ!」


「うん!今日来て本当に良かった!」


出会った瞬間口元をペロペロされたが喋ってみると普通の女の子のルーチェ。

歳も同じくらいだし気も合いそう!


「カエデちゃんはこの町に来たばっかりなんだよね?良かったら一緒に町を歩かない?色んな場所案内してあげるよ」


「良いの?実は今日一人で歩いてみようと思ってたんだけどルーチェと一緒なら心強いかも」


「じゃあ決まりだね!これ食べたら早速行ってみよう!」


知り合いも少ないこの世界で初めて出来た同世代の女の子の友達…本当にリンさんには感謝だな。


パンケーキを食べ終わり外に出た私達、ルーチェのオススメの店があると言うのでとりあえず行ってみる事にした。


「じゃじゃーん!見てここ!すごく可愛い小物がいっぱいあるの!」


少し歩いた所にあった雑貨店、中に入ってみるとぬいぐるみや可愛い食器類、アクセサリーなどが所狭しと並べられていた。


「え、可愛い…すごい可愛い!このマグカップとか猫の手の形してる!あとこれも!わぁ!ネックレスも良いなぁ!」


「良いでしょ?しかも値段も安いんだよ!何か買って行ったら?」


正直無駄遣いは出来ないんだけど…でもちくちくマーメイドで少し多めにお給料もらったし…。


「マグカップだけ買おうかな…あとは家が決まったりしたら考えるよ」


「うんうん!じゃあ私も同じの買おうっと!カエデと出会った記念に!お揃いだね!」


ルーチェの言葉に胸が熱くなる、友達か…前世ではこんなに喋ってくれる友達なんていなかったな…。

お揃いのマグカップを買って外に出るとルーチェは私の手を引いて走り出す。


「まだまだいっぱい紹介したいお店があるんだ!暗くなる前に行ってみよう!」


「うん!」


それから服屋に本屋、お菓子屋さんなどを次々回っているうちに空は暗くなっていった。


「うーん…もうちょっと紹介したいお店あったんだけどなぁ」


「その…また今度で良いんじゃない?」


「今度か…そうだね!また今度一緒に遊ぼう!」


また今度の約束が出来た!連絡手段はよく分からないけどきっとすぐに会えるよね。


「じゃあ最後はお風呂に行こうか、大衆浴場ってもう行った?」


「掃除の仕事で行った事あるよ、お金を払って行くのは初めてかも」


「じゃあ行こうか!」


楽しいな…明日からの仕事も頑張ろう。そしてお金貯めてまたルーチェとお買い物したいな…。


大衆浴場は銅貨三枚、前世で言うところの三百円か。リーズナブルなお値段で助かる。


お風呂にしては早い時間なのかあまり人はいない。狙い目はこの時間か…。


スルスルと服を脱いでいるとルーチェの視線を感じる。


「ルーチェ?どうしたの?」


「カエデって綺麗な肌してるし…スタイルも良いよね」


「そうかな?ルーチェも変わらないと思うけど…」


実際ルーチェも肌は白く、胸は控えめだがスレンダーだ。あんなに食べてるのに細いなぁ。


「ちょっと良いかな?あむっ!」


「ひゃん!ちょっとルーチェどうしたの!?」


急に首筋を甘噛みされ舌で舐めまわされた。女の子がそんな卑猥な舌の動きしちゃいけませんよ!


「ん…やっぱりカエデって良い味かも、今日いっぱい歩いて汗かいたもんね」


え?汗の味?やだちょっと恥ずかしい!


「ちょっとくすぐったいって…あんっ…!」


ペロペロ首筋を舐められ変な声が…女の子同士とはいえこれはちょっと…


「えへへ、もう少しだけ我慢してほしいかな、なんかカエデの味クセになっちゃう」


舌は身体を伝い鎖骨から胸…そして胸の先端を…


「ちょっとルーチェ!そこはダメだって…んんっ…!ちょっと待って…!ダメだってばっ……んんっ!」


よほど夢中なのか私の静止も聞かずに先端を舌で転がされる。しかもがっつり抱きしめられてて逃げられないけど!?


ルーチェの身体からはピンクのモヤが大量に発生している。すぐに回収すれば良いのだけど…あの…乳首舐められるの初めてでちょっと気持ち良くて…。


「わぁ!硬くなったね!はむっ!」


「んんんっ…!そんな甘噛みとかされると…私そこ敏感なんだからっ…!あんっ…!あっ…」


「すごいね、身体中からカエデの美味しいの出てくる!あれ…?」


ルーチェの視線が下を向き、何かを見つめている。


「ひゃん!」


ルーチェに舐め回されたせいで私の股の方から粘度のある液体が…

それを指で掬い取られ、その時ルーチェの指が敏感な部分に当たり身体に電気が走ったような快感に襲われた。


「これ…カエデのってどんな味するんだろ…」

私のが付いた指を躊躇なく口に運んでいくルーチェ…。


それは流石に恥ずかしい!!回収!!回収ったら回収!!


「あれ?あむっ…うーん、ちょっとしょっぱいけど汗と混ざったのかな?いっぱい汗かいたしそろそろお風呂行こうか!」


「あ…うん…そうだね…」


結局舐められた…。途中で止められなかった私にも非があるけど…だって処女失う心配ないし…。

初めての他人の舌の感覚気持ちよかったし…。


お、お友達だし!?


ルーチェも興奮したのかな?後ろからお尻を凝視するが…うーん分からんな。


「カエデー早く行こうよー」


「う、うん!今行くー!」


股に違和感を感じるけど…早く洗い流して普通にお風呂を楽しもう!



………………。



「ふー、良いお湯だったね」


「うん、じゃあ私はそろそろ帰ろうかな、私はしばらく宿屋にいるからまた今度一緒に買い物行こうね!」


「勿論!時間があるとき呼びに来てみるね!私は今日行ったパンケーキ屋さんの近くの花屋で働いてるから時間ある時寄ってみて!」


花屋さんか、見た目にはぴったりだけど…まあ何も言うまい。


とりあえず今日はいい日だった!

ムラムラするし媚薬を試しに…


いや、今日は必要なさそうだ…。


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