表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩全集3

微睡む星の呼吸「」

作者: 那須茄子

夜がまだ僕を抱きしめているのに

針の音が空気を裂いて

今日も無理矢理

目を覚まさせる


まばたきの隙くらい

許してよ

肺いっぱいに眠りの余韻を吸い込んで

迷子になった


星の隅っこで

いつもの路地裏の冷たいアスファルトの夢を見る


錆びついた記憶が

ひとしずく滲んで

泣いた後

終わらぬ旋律を

口ずさんでいるきっと

理由のない夜に

何を怯えているんだ

分かりそうにない


影たちは無言で揺れている

ただただ月の白に

酔いしれてしまったのか


同じ夢を見た

よくある夢だった

曖昧で繊細で

ぐるぐる回るような感じ



  ↑


夜がまだ僕を抱きしめているのに

針の音が空気を裂いて


     →

  ↓


今日も無理矢理

目を覚まさせる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ