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The game  作者: koshimura
~序章~
4/10

闇夜に響くは絶望の音

「ミュージカルクイーン?」

「そうだよー。私のスキル、ミュージカルクイーン。

このスキルは、音楽記号の意味を具現化することができる。まあ、無限に使えるって訳じゃないけどね。

体力は消耗するよ。じゃあ、続けよっか!」

そう言うと彼女は俺に近づきながら

「アッチェレランド」

彼女のスピードがだんだん速くなり近づいてくる。

俺も対抗して、隠していたサバイバルナイフを取り出し、斬りかかる。

「スタッカート」

そう言うと、手に持っていたサバイバルナイフが真っ二つに割れた。

そのまま彼女は、俺に近づき手をつけて

「フォルテ」

そして俺はさっきと同じように後ろに吹っ飛ばされた。

「ほらほらー、逃げないと死んじゃうよー」

俺はふらつく足を踏ん張り、ひとまず逃げることにした。

「私のスキルはね、こんなこともできるんだよ」

「ダル・セーニョ、セーニョ」

彼女が宙に浮かぶ。

「ダル・セーニョは私が指定したセーニョの場所に飛ぶことができるんだよね。これを繰り返せば、飛ぶこともできるんだよね〜。まぁ、無詠唱は結構体力食うけどね」

そして彼女は飛びながら近づいてきた。彼女は何度もフォルテによる攻撃を上から飛ばしてくる。

隙を見て銃を撃っても、全てフォルテによって撃ち落とされる。

「なんか逆転の手はねーのかよ!」

俺は、彼女の顔に向かって銃弾を放つ。彼女はそれを防ぐために彼女の顔面の前でフォルテを使い、奴の視界が一瞬遮られた。俺はその隙を見て近くの草陰に隠れた。

「もー!隠れてないで出てきなさーい!」

彼女が大声で言う。俺は逆転の手を探すために、このゲームのアプリを開き、

ショップを開いた。そして俺は、ある手を思い付いた。

「このままだと、俺は絶対に負ける。失敗するリスクは高いが、結局死ぬならやってやる!」

90pt→0pt

「たく、どこ行ったのよ。」

(逃げったてあいつにはメリットがない。このままタイムアップになれば、

確実に私が勝つ。なんなら、あの短時間で遠くに行けるわけがない。近くには絶対いる。上から探してもいいけど、流石に体力がなくなる。あいつが結構粘るから、結構消耗しちゃったじゃない)

そうして凛が探していると、上から小さい玉が飛んできた。

「なっ!!」

玉が強く発光し、凛の視界を奪う。

「きゃあっ!」

その隙を見て、俺は草むらを飛び出した。爆弾を2つ投げる。

「私が気づかないと思ったの。まだまだ甘いよ 瞬くん!

フォルテ、フォルテェェ!!」

吹き飛ばされた爆弾が爆発して、爆音が響く。

「ちっ、うるさっ!って、いつのまにそこに!」

俺は、凛の背後に近づき凛の後頭部に銃口を突きつけた

(俺の本当の目的は、爆弾で自身の足跡を消すことだ。視界を消したところで足音には気づかれるからな)

「お前はもう、スキルを発動するほどの体力がないだろ。大人しく降参して、対戦を中断させろ。」

俺はそう凛に要求した。

「もぉーわかったよー。だから銃を頭から離してよ。髪が傷んじゃう」

凛は余裕そうに言いながら、自分のスマホを取り出して降参と書かれたボタンを押した。

≪プレイヤー須藤凛が降参しました。勝者桜木瞬。須藤凛から桜木瞬へ500pt付与されます≫

「これで終わったのか?」

そう聞くと、凛は

「これでこの対戦は終了したよ。で、何が聞きたいの?」

そう聞かれると、俺は知りたいことが山ほどあったが2つだけ特に知りたいことがあった。

「俺が聞きたいことは、2つだ。一つ目はこのゲームをやめる方法、2つ目は対戦に巻き込まれないようにする方法だ」

「わかった、教えてあげるよ。まず言っておくと、このゲームをやめる方法はないよ。噂によればGMを殺せばいいらしいけどね。まぁ、肝心のGMの正体は誰も知らないから、あまり期待しない方がいい。で、2つ目の質問の対戦に巻き込まれない方法か。まずこのゲームで対戦をする条件は、半径10m以内にゲームプレイヤーがいると、

対戦リストに表示される。10pt払えば半径50m以内に拡大できるけどね。そして対戦リストの人を1人選択すると対戦が申し込まれて、決定する。遠くにいる敵に対戦を申し込んだ場合は、そいつの近くに転送される。ひとまずこれが対戦の条件だよ。」

「それで巻き込まれない方法はなんなんだ?」

その質問に凛は、

「まあ、申し込まれなくなる方法はある。それは、毎月1000pt払うこと。まあ、これに申し込むと、自動的に引かれるから、1000pt未満だったら、強制的に黒い立方体に飲み込まれるから気をつけてね。まぁ、フレンドが代わりに払うこともできるけどね」

「そうなのか。まぁ、まだフレンドはいないし、今は無理だな」

そう言うと凛は目を輝かせて、

「それなんだけどさ!私とフレンドにならない?フレンドなら近くにいなくてもいつでも連絡できるし、近くに、

転送で行くことができるからさ!私が守ってあげるよ!」

そう言われて、少し照れくさくなったが

(確かに、フレンドになって損することはないし、凛は約束を守ってくれたし信用できるな)

「わかった。なろう、フレンドに」

≪フレンド申請認証。須藤凛がフレンドになりました≫

「これでフレンドになれたのか、凛?」

「これでオッケーだよ。じゃあ、もう夜遅いし帰ろうか。また明日会おうね、瞬!」

「お、おう。」

(ん?また明日?)

「おい凛、また明日って一体、」

そう言おうとしたら、凛はもういなくなっていた。

「はっや!あいつもう帰ったのか。まぁ、俺もめちゃくちゃ疲れてるし、まぁいいか」

----------------------------------------------------------------------------------

???

「いいねー、桜木瞬君。期待の新人ってやつかな。他にも、いろいろな強者が揃ってきたな。

そろそろ始めるかな、イベントマッチ」

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