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The game  作者: koshimura
~序章~
1/10

~はじまり~

-ニュースです-

昨夜10時ごろ、東京都S区の工事現場近くで、

「男性の悲鳴が聞こえたと思って駆けつけたら、血痕と黒い立方体があった」という通報がありました。目撃情報はなく、防犯カメラの映像にも映っておらず、警察は情報提供を求めています。また...

-------------------------------------------------

「おっす、瞬。おっ、バイクのカタログ見てんのか?

バイクの免許でもとんのか?」


そう話しかけてきたのは、俺の高校の同級生、

富岡 颯太だった。こいつとあと1人、神宮寺 計は

高校に入ってできた友達で、一年の時からよく一緒にいる。


「はっ、バイク買う金があったらな」


「だよなー。」


そうこう話しているうちに、HRの時間の8時30分が迫ってきた。

そのとき、颯太はあることに気付いた。


「なぁ、瞬。HRがそろそろ始まんのに、計がいねーのおかしくねーか?」


「確かにそうだな」


颯太がそう思うのもおかしくない。計は、いつも8時前には来ているからだ。そのうち、計が来ないままHRが始まった。先生は、計は風邪で休んだと言った。

HR終了後、先生は、俺と颯太に話しかけてきた。


「お前ら、計が何してるか知らないか?計のご両親が、昨日の夜に出掛けてから帰ってきてないそうだ。

警察にはもう言ったそうだが、一応、計の友達にも聞いてほしいと、計のご両親から言われたのでな」


「えっ!そうなんですか?!」


真っ先にそう言ったのは颯太だった。

正直俺も驚いている。そのとき、嫌な予感が走った。

その嫌な予感とは、今朝見たニュースだ。

まさかとは思ったが、放課後、その事件現場に行ってみることにした。


~放課後~

その日は、計とその事件のことで頭がいっぱいだった。颯太に一緒に行かないか聞いてみたが、塾があるから行けないらしく、1人で行くことにした。

幸い事件現場は学校の近くの駅から一つ隣の駅だったから、すぐに行ける。


「ここが事件現場か」


事件現場に着いたけど、やっぱり警察が数人監視していた。そして、あることに気付いた。

ニュースで言っていた黒い立方体が落ちていた。

不思議とその立方体に惹きつけられるように見ているとその立方体から、複数の手が出てきた。そしてその手たちが自分を立方体に引きずりこんだ。


「••み、きみ!」


そう警察の人に言われてハッと気が付いた。

警察の人の話によると、急に気を失って倒れたそうだ。


「もう大丈夫です。ご心配おかけしました。ありがとうございました」


そう言って交番を後にした。

ふと時間を確認するためにスマホを見てみると、一件のメールが来ていた。見てみると、送り主にはGMと書かれていた。メールの内容に目をやると、

(やあ!桜木瞬くん!このメールを見ているということは、黒い立方体に認められたか、誰かの招待だね?

どちらにせよ、君は僕が運営しているゲームに参加する資格があるということだ!まあ、このメールが届いた時点で強制参加だけどね。それはさておき、

このゲームで生き残るために必要な、君にピッタリのスキルを与えよう!それでは、ご武運を...)


「なんだ...これ」



驚いていると、スマホにノイズがおき、画面に


{Your skill is 無限の弾丸[インフィニティーガンズ]}


と表示されて画面が暗転し、画面にこう表示された。


The game



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