あなたと、初恋と、青空と。
いつの間にか、あなたに恋をしていました。
いつの間にか、あなたはいなくなっていました。
ただ気付かないふりをしていただけなのかもしれません。
見ないふりして、
そうやって過ごしていたのです。
交差点を歩いていると、
どこからかあなたのこえが聞こえたことがありました。
聞こえる、聞こえてしまって、
どうしようもなくあなたに会いたくなってしまいました。
今、あなたは何をしているのでしょうか。
あの空で何をしているのでしょうか。
また、あなたのてを、あなたと二人で握れる時が訪れますよう願っています。
旅をするような浮ついた気持ちで、
私は今日も生きています。
ふとした時、あなたを思い出し、
私は旅をしています。
時々どうしようもなく、
泣き叫んでしまうことがあります。
あなたのもとへ向かおうとしたくなってしまう時があります。
そんな時、あなたのかおが浮かんで、
私を引き留めてしまいます。
きれいな青空。
ぽかんと浮かんだ一つの雲。
その雲の上であなたは今何をしてるのでしょうか。
私は、あなたへ
あなたのにちじょうへ
私と私の日常をささげてしまいました。
そんな私は、今、どこへ向かうのでしょうか。
あなたのお墓の前で、
今年もまた、きれいな桜吹雪が舞っています。
さよなら。
初恋のあなたへ、
ありがとう
そして、
さよなら。
R.I.P.