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10.パーティーバトル

 「呪符魔術“マド・ハンド”」

 

 印を結び、ティナがそう唱えると彼女の巻いたバンテージの一部が青く光る。呪法が発動した合図だ。そのまま、彼女はその手を地につけた。

 「やっぱり、地の利を活かさないとねー」

 楽しそうにしながら、勝気な表情で彼女はそう言う。

 これから何が始まるのかとキーザスは警戒をしている。そんな彼の目の前に、何本もの泥でできた腕が生えて来た。地下、そして水辺だからこそ効果的な魔術だ。

 「不気味な技使いやがって、やられ役はお前で決まりだな」

 それから吐き捨てるように彼はそんなセリフを言った。

 「言ってなさい。まずいって分かっているんでしょう?」

 それから彼女はすくっと立ち上がると、拳を構える。

 「いくわよ! 泥の手、百裂拳!」

 その後で、彼女はまるでシャドーボクシングのように拳を振るい始めた。その動きに合わせて、地面から生えた泥の手が一斉にキーザスに向って伸び、拳で殴り始める。

 キーザスはその攻撃をガードしようとするが、無数の手に襲われてしまっては、完全には防ぎ切れない。腹、顔、足、腕。様々な場所に無数の拳が命中し続ける。

 急所はなんとか守っているし、一発一発はそれほど重くはない。しかし、ここまでの連打を喰らえばそのダメージは馬鹿にはできない。確実に蓄積し、弱っていく。

 「普通の百裂拳は、本当は百回も殴ってないけど、わたしのこれは本当に百回以上殴るからねー!

 何にもできないまま、のされちゃいなさい!」

 ティナがそう吠える。

 それを聞いてキーザスは歯を食いしばる。そして、「なめるな!」と身体に力を込めた。それから魔力をためると、「こんな泥の手なんて、残らず切り刻んでやるよ!」と言いながら回転をし剣を振り始めた。

 ただ単に回転しているのではない。どうやら魔力を使って空気を噴射し、その勢いを利用して高速で回転しているようだ。

 その回転する刃に巻き込まれた泥の手は、みるみる砕かれていく……

 

 少し離れた場所、その戦いを見て、麦わらでできたとんがり帽子を被った男が呆れた声を上げた。

 「なにやってんだ、キーザスのやつ。頭に血がのぼりやがって。無駄に魔力と体力を消耗させるな。一度、距離を取れよ」

 その顔は帽子の影に隠れて見えない。いや、そもそも光を反射していないのか、真っ暗だ。目の部分だけ光っている。

 「ま、いいか。どうせ参戦するつもりだったんだからな」

 そう言った男に向けて、傍らにいた剣を持った女が話しかける。

 「準備するの? ヨル」

 ヨルという名前らしいその男は頷く。

 「ああ、お前らも配置につけ」

 「分かった」

 と、異口同音に彼の傍にいた者達は答えた。

 合計四人。どうやら予め戦略を決めておいたらしく、それぞれの持ち場に移動し始める……

 

 高速で回転をし、泥の手を破壊しながら、キーザスはティナに向って近づいていた。彼女の間合いまで後少しだ。

 しかし、ティナに慌てる様子はない。

 「面白い技だけど、こっりゃ、自滅コースね」

 そう楽しそうに言う。

 それから池の中にいるケルピーに向ってこんなお願いをする。

 「池の主のケルピーさん。お願いがあるんだけど。ちょっと、ここらに池の水をばらまいてくれない? やや多めに」

 池の上に顔を出し、相変わらず気絶しているビヤンを抱えているケルピーのマダームは、それを聞いてほんの少しだけ不可解そうな顔を見せたが、やがてその意図を察したのか、「分かったわ」と返す。

 そして、魔力で池の水を球体状にすると、ティナに言われた通りに発射して地面に水をまき始めた。

 それにティナはにやりと笑った。

 「呪符魔術“マド・ハンド”。水分、増量バージョン!」

 それからそう叫ぶ。

 それを聞いて、キーザスは「なんだと?」と疑問を覚える。「それで何が変わ……」と言いかけたが、直ぐに気が付いた。

 水分を吸った所為で、先程よりも泥の手のパンチが重くなっているのだ。ずしりと響く感じ。更に言うのなら、砕いた泥が彼の身体にまとわりつき、重しとなって彼を苦しめた。回転力も鈍くなってきている。酷い疲労感を彼は覚え始めた。

 「こりゃまじぃ……」

 そう、独り言を言う。

 しかし、その瞬間だった。

 「痛っ!」

 突然、そう声を上げてティナが片方の腕を押さえたのだ。そのお陰で彼女の集中力は消え、泥の手の拳も止まった。

 チャンス!

 キーザスはここしかないと足に思い切り力を込めて地面を蹴り、ティナに向って斬りかかった。

 が、その斬撃は彼女には届かなかった。

 彼女の手前で、斬撃は剣で受け止められている。

 「キーク!」

 と、ティナが叫ぶ。

 そう。そこにはキークの姿があった。彼がティナを守ったのだ。

 キークもキーザスも何かを言おうとしたようだったが、間髪入れずにそこに黒い光の球体とでも呼ぶべきものが飛んでくる。

 キークは防御壁を張って、それを片手で防いだ。

 「一対一の勝負に、先に割り込んで来たのはお前の方だからな」

 そう声がする。

 少し離れた場所に、とんがり帽を被ったヨルがいた。どうやら彼が魔法を放ったらしい。彼はキークがティナを助けた事を非難して、精神的優位に立とうとしているようだ。

 ところがそれを聞くと、キークはキョトンとした表情で不思議そうにこう返した。

 「何言ってるの? 先に割り込んだのはそっちの方でしょう?」

 それにヨルは「何を言って……」と言おうとしたが、その前にキークは道に落ちている針を拾った。

 「ホラ。この針を、ティナに向って撃ったろ?」

 それにヨルはビビった。

 “なんだと? 刺さったら、直ぐに落ちるように仕組んでおいたのに、何故、場所が分かる?”

 それから内心の動揺を隠しながらこう返した。

 「フン。そんな証拠が何処にある?」

 ところが、それにもキークはあっさりと答えてしまう。

 「君は他にもこれと同じ針をいくつも持っているでしょう? なんか、隠してあるっぽいけど」

 「なんだと? オレがどこにそんな物を持っているって言うんだ?」

 「んー 右の脇腹辺りかな? 見せてみてよ」

 そのキークの指摘に、ヨルはまたビビった。

 “――何故、分かる?”

 

 「ハハハ」

 と、その光景を見ながらスネイルは笑っていた。

 「現れたか、闇夜の魔術師、ヨル」

 なんだか楽しそうだった。

 「相手に気付かれないように、隠し武器や隠し魔法を使う幻惑系や騙し系が得意な嫌なヤローだが、詰めが甘いんだよなぁ、あいつ」

 それに横にいたキャサリンが頷く。

 「きっと単純バカのキークなら、自分と相性が良いと思ったのでしょうけど、あいつ、直感で行動している時は、そういうのまったく通じないからねー」

 それから軽く周囲を見渡してから、キャサリンは続けて尋ねる。

 「で、他の連中は? 近くにいるんでしょ?」

 スネイルは魔眼で、キーザスの仲間達の動きをしばらく監視していたのだ。

 「パワータイプのアストロは、ゴウ対策の為に隠れているみたいだな。

 で、軽量級魔法剣士のベチアとサナチアは、得意の同時斬撃を繰り出す為だろうが、キーク達を挟むような位置で待機している。きっと隙を見て襲いかかる気だぞ」

 その説明を聞き終えると、

 「あっそ。なら、ワタシも準備をし始めようかしらね?」

 そう言って、ゆっくりと歩き始めた。

 「よろしく」

 スネイルはその場を離れない。そこで何かに備えるつもりらしい。なんだか二人ともとっても余裕たっぷりだった。

 

 “――まぁ、良い。ティナの右腕はもう使いものにならないはずだ。あれは呪いのかかった毒針だからな。戦力的には、こっちの方が優位だ!”

 キークの直感力にビビりながらも、ヨルはそう気を取り直す。

 が、彼がそう考えるなり、

 「呪符魔術“毒抜き”!」

 そう両の手の指を合わせ、まるで合掌するような感じの構えでティナはそう唱えた。すると、右腕の針の刺さった部分から少量の血が噴射された。

 ピッ、と。

 どうやら、毒と呪いに侵された血液をそれで身体から取り除いたようだ。

 「ヨシ! これで回復!」

 それからそう言って彼女は腕をブンブンと振り回す。どうやら本当に回復しているらしい。

 それにヨルは顔を引きつらせる。

 戦力が回復してしまった。

 “チッ! こいつら、やっぱり、一筋縄じゃいかないみたいだな”

 一方、キークは「脇腹を見せてみてよ」とまだヨルを問い詰めていた。なんだかこだわっている模様。もうこんな会話に構っていられない。

 「うるさいわ!」

 ヨルはそう叫ぶと腕の裾から煙幕を発した。そうして視界を封じてから、キークに襲いかかる。

 しかしキークは慌てない。

 「あ、誤魔化した」

 そう言って剣を構えた。そんな彼の目の前に、煙幕の中、ヨルの影が浮かぶ。

 が、その影にキークは首を傾げた。

 「なんか変。んー こっちかな?」

 そして、自分の背後を鞘から抜いていない剣で、軽く振った。

 煙幕の中、それが何かに当たる。

 ゴチン。

 やがて煙幕が晴れると、そこにはヨルが頭を抱えて立っていた。どうやら、キークの攻撃がヒットしていたようだ。もし、抜き身だったなら、斬られていただろう。

 「ど……、どーして私の位置が分かった、貴様ぁ!?」

 苦悶の表情のヨルに対し、キークはあっさりとこう返す。

 「ん? なんとなく」

 「なんとなくぅ? 勘で当てたというのか、貴様ぁぁぁ!?」

 ヨルの絶叫が響き渡った。

 

 一方、キーク達の所に向おうとしているゴウの目の前には、彼よりも一回りは大きい大男が道を塞いでいた。

 身体つきはごついが、顔は何だかちょっとだけ可愛い。巨大なハンマーを片手に持っている。どうやらそれが彼の武器のようだった。

 「俺の名はアストロ。ゴウ。お前の相手は俺だ」

 それを聞くとゴウは「ふむ」と言う。

 「パワータイプか。なら、俺相手ではきついだろう。ハンデをやろう。俺は素手で相手をしてやる」

 そして、剣には手を触れず、レスリングのような構えを取った。

 「安い挑発に乗るな、アストロ! ハンマーで叩き潰せ!」

 それを聞いて、ヨルがそう叫んだ。

 どうやら、こっちの動きも気にしていたらしい。けっこー器用な奴だ。

 しかし、アストロはその安い挑発の乗ってしまった。

 「良い度胸だ、こんのやろぉぉ! 俺も素手でやってやるぅ!」

 そう叫びながら、ハンマーから手を放すとゴウに向って突進をする。

 一応断っておくと、ゴウは挑発とかではなく、本気でハンデのつもりでそう言っていた。相手の方が一回り身体が大きいのだけど。

 ゴウはそれからアストロの突進を軽く止め、その動きを封じてしまった。驚いた事に身体が小さい彼の方が本当に力が上らしい。が、その後で彼はどうしたものか?と悩み始めたようだった。彼にはどうやら相手を壊すつもりまではないようだ。

 そこにこんな声が聞こえる。

 「はーい、ゴウー。準備できたから、こっちにそいつを投げちゃってぇぇ!」

 キャサリンの声だ。

 見ると彼女は魔法陣を描いており、その中心で杖を地面に突き刺していた。

 「そいつを動けなくしてあげるから」

 無言のまま、それにゴウはアストロの身体を振り回すことで応えた。そして、

 「ふんぬおぉぉぉぉ!」

 と、それからそう雄たけびを発しつつ、彼は相手を放り投げる。アストロの身体は大きく弧を描いて地面に激突し、見事にキャサリンが魔法陣を描いていた場所にまで転がった。

 その衝撃で「グフゥ」とアストロは声を上げる。

 それを見たキャサリンは「ストラーイク」などと、おどけた感じで言った。

 魔法陣の上に転がったアストロは、立ち上がろうとしたが、そこで異変に気が付く。身体が動かないのだ。まるで重い何かに圧せられているかのよう。

 「これは……、まさか重力魔法か!」

 と、そう彼は叫ぶ。

 それを聞いてキャサリンは「フフン」と笑った。

 「膨大な魔力を必要とするこんな魔法を、お前……」

 戦慄きながら、彼はおどけた様子のキャサリンを見つめた。キャサリンは相変わらずに「フフン」と笑っている。

 が、内心ではこんな事を考えていた。

 “なーんてね、本当は呪いと感覚麻痺の魔法で幻惑しているだけなんだけど……

 重力魔法だなんてあんな魔力を消費する魔法を誰が使うもんですか。コストパフォーマンスが悪すぎるのよ”

 もちろん、これは相手が勝手にビビッてくれるのを期待した詐欺である。

 “嘘は言ってないわー”

 彼女はこういう詐欺が大好きなので、相手を騙せて大層嬉しそうだった。

 

 「――どうも、あそこまであんたらを放り投げれば、わたし達の勝ちみたいね」

 その光景を見ていたティナが、嬉しそうにキーザスに向けてそう言った。彼は相当に疲労していたが、闘志はまだ少しも衰えてはいない。

 「やれるもんなら、やってみろよ」

 凶悪そうな目つきで彼女を睨みながら、そう返す。

 「やってあげるわよ」

 それからティナは低い姿勢を取ると、キーザスを睨み返した。

 キーザスは剣を構えて警戒する。

 “今度は何をねらってやがる?”

 また先ほどの泥の手のような魔法を使うものと彼は考えていたのだが、意外にもティナはそのまま突進して来た。

 ただし、

 「呪符魔術…… 左手“光”の拳! と、 右手“音”の拳!」

 そう呪文を唱えている。左手と右手のバンテージに青く光る文字が浮かび上がる。そして、キーザスの目の前で両の掌を打ち合わせ、

 「超! 絶! 猫だまし!」

 そう叫んだ。

 キーザスの至近距離で激しい光と音が炸裂する。それによって彼の視力と聴力は奪われてしまう。そして気が付いた時、彼の両腕はがっしりとした太い腕によって掴まれていた。

 驚いた事に、それはティナの腕だった。ただし、彼女の腕は通常の状態ではなかった。

 彼女は言った。

 「呪符魔術“剛力”!」

 彼女の手に巻かれたバンテージは、まるで逞しい男の腕のように膨れ上がり、筋骨隆々の状態になっていたのだ。

 「……動けねぇ!」

 そうキーザスは呟いた。

 それを受けてティナは言う。

 「わたし、この技嫌いなんだからね! 可愛くないから! 感謝しなさい! あんたを壊さない為に使ってあげるんだから!」

 それから彼女は、その太い腕をキーザスを掴んだまま、「ぬわんちゃああぁぁぁぁ!」というよく分からない叫び声と共にぶん回し、そのまま放り投げてしまった。もちろん、キャサリンが描いた魔法陣の所にまで。

 転がる。

 ホールインワン。

 先程と同様、それでキーザスはキャサリンのニセの重力魔法によって動けなくなった。

 それを見たヨルは己のピンチを悟る。明らかに相手のチームの方が戦力は上だ。しかし彼はまだ諦めてはいなかった。

 隙を見て、魔法陣に囚われた二人を解放すれば勝機はある。

 一か八か。

 彼はそこで目で合図を送った。

 物影に潜んでチャンスを窺っていたキーザスパーティの一員、ベチアはそれを受け、「ほら、行くよ」と、キークを頂点とする二等辺三角形の、ちょうど反対側にいるサナチアに向けて言った。

 「えー、行くの? もう、ほぼ負け確定じゃん!」

 サナチアはそう文句を言ったが、ベチアが無言のままキークに死角から襲いかかる為、物陰から駆け出すと、それに続いた。

 彼女達は軽量級だが、息の合ったコンビネーション攻撃が得意で、まるで芸術作品のようなそれを防ぎ切れる者は少ない。或いは、勘の鋭いキークでも、不意打ちならば傷くらいは負ってしまうかもしれない。

 彼の意識は今はヨルに集中してもいる。

 が、その襲撃に気付いている人間が他に一人いたのだった。

 「だから、ヨルは詰めが甘いんだよ。オレを忘れていやがる」

 スネイルだ。

 そう言いながら、ヒョッコリと彼は立ち上がる。そして、

 「空気の手」

 と、そう言った。

 それから彼は何かを掴むような動作をする。すると、不思議なことにサナチアの足が何かに掴まれたかのように囚われてしまう。

 「ワチャー!」

 と、それで悲鳴を上げて彼女は豪快にすっ転がると、ズサーッと地面を滑った。キークの直ぐ傍にまで。

 それでキークは二人の存在に気が付く。そして後ろから迫って来ているベチアの斬撃を剣で受け止めた。

 「うん?」と軽く首を傾げる。

 それから何かを察したのか、そのままベチアの腕を掴むと放り投げ、直ぐに続けて地面で寝ているサナチアも同じ様に放り投げる。意外に力もあるみたい。

 「スネイル!」

 その後で、彼はそう叫んだ。

 スネイルはそれに「あいよ」と応えると、「風の魔法」とそう唱えた。

 すると、突如、風が巻き起こり、空中にいたベチアとサナチアの二人をさらってしまう。そして、キャサリンの魔法陣にまで運んでしまった。

 もちろん、この二人もキャサリンのニセの重力魔法で動けなくなってしまう。

 

 「――さて」

 

 ティナが腕組みをして、ヨルの前に立ちはだかった。

 「どうするの? あんた一人だけど?」

 彼女はそう高圧的に言った。

 ヨルは青い顔になっている。もう流石に彼も諦めたようだった。そして「私達の……」そう負けを認めようと言いかける。

 しかし、その時だった。

 

 「はい。勝負ありです!」

 

 まったく別の所から、そんな声が聞こえて来たのだ。

 妙に明るい子供みたいな声。

 そして何故かその後で、たくさんの拍手が鳴り響いたのだった。

 「いやー、お見事」

 「素晴らしい」

 「いい勝負だった」

 しかも、続いてそんな称賛の声までも聞こえて来る。

 

 ……いつの間にか、彼らはたくさんの見物客達に囲まれていたのだ。しかも、それはケーブタウンの住人ではなかった。

 そう。

 それは、“人間達”だったのだ。

 そしてその中心には、子供の姿をした奇妙な人物がいた。


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