終わりと始まり
『 門流一派呪われの『鈴』活動報告書
松星神子 (20)
9時23分。アルバイト先の塾の生徒の英和辞書に混入した鈴を拾 う。当事務所執行委員 無劉 均(むりゅうひとし)により実験開 始。松星神子は我々が用意したさまざまな『不幸』を体験する。
翌日7時42分。殺害。それも本人は『不幸』と認識。実験成功。
』
青年、均は、霊感事務所『門流一派』(もんりゅういっぱ)の事務所の社長室にいた。
「今回は、標的(ターゲット)の松星神子が、最初から不幸を信じていたので、簡単に済ますことができました」
「あら、そう?」
門流一派は、昔から続く占いの一族だ。しかし、現代社会では、霊は信じられることが少なくなった。そこで、門流一派現社長門流佐倉(もんりゅうさくら)は、自分の手で『不幸』を起こすことにした。自分で作ったサイトに『鈴』の存在を流し、権力で『不幸』を実行したのだ。その標的が、神子だっただけのこと。そう、それだけ。
「はい。それでは、失礼いたします」
均はそういうと部屋を出ようとした。
「あぁ、均。前、貴方は言ったわね。なぜ、不幸を起こすのかって。なぜ、そんなことで命を無くすのかと」
「もう、昔のことです」
「今なら答えを出せるわ。本当は、『不幸』などないのよ。『不幸』は、本人の気持ちがそう思っているだけ。だから私はそれを現在するように『魅せている』だけなのよ」
佐倉は冷調な口調で言った。その声は、この世にうんざりしているようだった。
「わかっております。しかし僕は、貴女についていくと決めましたので」
均はそれだけいうと、部屋を後にした……。
「神子さん。あの世で、『幸福』をつかんでくださいね」
均はそう呟くと、歩き始めた。
『松星 神子死去』
次は、誰でしょう?
えっとぉ……最初に書いときます。
『ありがとう』&『すみません』
前者はそのままの意味でとってください。僕の話を最後まで読んでくれてと、いう意味です。
後者ですが……たくさんあって大変なので、2つだけ。
まずは、ホラーといっておきながら、最終的には変なことになってすみません。今度は頑張ります。最初はホラーにしようと思ってたんですよ。いや本当に。
2つめです。面白くなかったと思います。だけど、伝えたいことがあったので……。
最後に書きましたが、『不幸』は作れませんが、『幸福』は作れると、僕はおもいます。まずは、そのスタートラインに立つ『言葉』を言ってみませんか?
せーのっ
『ありがとう』




